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久しぶりに会った友人の発言に傷つきました

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私は40代の男性です。
同級生に我が家の菩提寺を継いで住職になった友人がいます。

勤務していた支店が閉店し、退職して地元に戻ってきたのでお寺を訪ねた機会に友人の彼と話をしました。
「色々あって地元で就職先を探しているから良ければ力になって欲しい」と言うと、彼は「妻も呼んで話を聞いていい?」と彼の奥様を傍に呼んでからは明らかに上から目線の態度になり段々と私の生き方や性格を問い詰めて批判するような発言を繰り返しました。

私はこのような言動に傷ついてしまい、戸惑いながら問い掛けました。

すると「純粋に菩提寺の住職として、君について前々から思っていたことをアドバイスしただけ。そういう受け取り方をするぐらいだから、自分で自分の悪い所に気づいてない。だったらこの機会に教えてあげるから直した方がいい」と言われ、人間関係の基本や接し方について話し始めました。さらに「今の妻と結婚してから考え方を変えることが出来たし、住職の仕事を通じてたくさんの人を見てきたから分かる」と、傍にいた奥様と同調しながら夫婦で私を悪い例として例えながら似たような話を繰り返して語り続けました。

小学校や中学校の頃の友人自身は引っ込み思案な性格で、このような言動を聞いたことがありませんでした。
むしろ、お昼休みや帰りは常に私が誘って雑談したり、どこかに行ったりするぐらいでした。そのため、私を問い詰めて責めるような言葉を選ぶようになったのか理解できず困惑していました。

最後は彼が奥様からの耳打ちを受けて「あなた自身が自分を変えないと思わない限りは我々がいくら時間を使って話しても無駄だから」「今は学生の頃と違って同じ身分ではないのを理解して欲しい」と突き放されるように言われて終わりました。

今後、彼との友人関係を悪化させないのにはどのように対処すればいいかアドバイスをいただきたいです。
何よりも、我が家の菩提寺なので関係を断つわけにもいかず、付き合いが続くと思っています。お坊様方にアドバイスをいただけると幸いです。よろしくお願いします。

2023年4月20日 13:49

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

身分!?
困ったお坊さんですね。身分制度を否定したお釈迦様の弟子とは思えない言葉です。
仏様の教えを話しているのではなくて妻様の教えを話している感じですね。
試しに「言っとくけど、お坊さんと信者として話に来たんじゃなく、同じ友人として話に来たんだからな。」と言ってみてもいいかもです。
もしお坊さんが友人として話すことを拒むならもう信者として接するしかないですね。
寂しいことですが。
ただその為にはそのお坊さんに対する尊敬の気持ちが無ければ難しいので、そのお坊さんがさらに精進してあなたや相手の気持ちも汲み取って話ができるように成長しなければなりませんね。
しばらくは様子を見ながら仲良くなれるように接してみてくださいね。
いざとなれば現代は宗派も菩提寺も個人の自由ですから、、、。

2023年4月20日 14:31
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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答していますが、無知未熟ゆえに質問を読ませていただくことしかできないかもしれませんがお許しください。 回答は私個人の意見や解釈もあり、場合によっては浄土宗の教義とは少し異なることもあるということをご了承ください。 また、寺の紹介ページに電話相談、こころ相談(対面相談)についても紹介していますので、どなたでも気兼ねなくご利用ください。 ハスノハのお坊さんがもっと増えますように。 合掌 南無阿弥陀仏

色々ダメな住職・・・。

久々に・・・来ましたね。
新米が陥りがちなケースでもありますが、40代でそれはなかなかに痛い住職です・・・。人様に説教垂れる前に少し社会修行というものもしないといけません。
あまり社会経験が無いままお寺を継がれた方でしょうか?
昔なら「のぼせ上がるのもたいがいにせい!」と老僧に一喝されて中啓でシバかれてしまうかも。

それはさておき、さぞ御気分を悪くされたことでしょう。
当たり前の寺院ですと、こうした相談事に来られる方がある場合には普通は守秘義務やその他大人の配慮等で、原則住職と相談者の二人きりで行われることが多いと思います。

家族といえどもどこから情報が洩れるかわからないからです。
相談事が繊細な内容であればあるほど情報漏洩した際のリスクは大です。
住職ともなればそうしたことが一番わかっていないといけません。

また教え諭すとしても相手を頭ごなしに批判したり押し付けたり追い込んだり、といった事柄も普通はしません。

尤も個人的には相談者が犯罪やその他モラルに反した行為からなかなか抜けられないとか、抜けようとしないというような場合ならなかなかに厳しいことを言う場合もありますが、普通の相談にそうしたことは致しません。

相手が住職と檀家としての身分(立場?)でモノを言うというなら、こちらもそのようなドライな付き合いにするしかないですよね。

聖章先生も仰ってますが寺と檀家という関係でしかないなら見切りをつけるのもこちらの自由ですから。
私なら「キミの意見を聞いて自分を変えないといけないと思ったよ!とりあえずこの寺の檀家であることから変わろうと思うんだ!」と爽やかに言ってしまいそう。

それにしても同級生というある種特別な人間関係に純粋に一人の人として向き合えないなんて、人間味が無くて寂しいですね。

2023年4月21日 0:37
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有り難し
おきもち

個別相談可能
一般家庭から真言宗のお坊さんとなりました。 お寺はありませんので普段は普通に企業で働いております。 求めに応じて衣を纏い法を説いてます。 https://youtu.be/-k4oRLFXGSM https://youtu.be/02VnGUcldkI https://youtu.be/AM8z5xl1f8E

質問者からのお礼

回答ありがとうございました。

「身分」と言われたのは、学生のように同じ立場ではなく「今は貴方の菩提寺の住職だよ」と遠回しに言っていると感じました。
仏教の禅宗なので新興宗教のような教祖と信者という関係ではないですが、お布施やお土産も持って行かずに相談したのは失礼だったと自責してました。
学生同士の感覚で会えなくなったのも寂しいですが。。

渡部仁海 様

ご回答を読ませていただき、こちらが悪いと思って自責してたので気持ちが楽になりました。夫婦二人から自分の性格や考え方を問い詰められて罪悪感を植え付けられた気持ちでしたので。

学生の頃の友人は何故か自分の味方(母や先生など)がいると強気になる性格だったのを思い出しました。奥様を呼んだのは頼れる味方が欲しかったのだろうと想像してます。

友人の社会経験はお寺関係だけだと思います。
「大学卒業→本山修行→自分の寺の副住職→父親の隠居に付き住職に就任」
年賀状などで知る限りはこのようなルートです。

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