何でもかんでも親のせいにしたがる癖を治したい
いい歳をして本当に恥ずかしいことですが、過去の失敗や今の能力不足をすぐに親のせいにしてしまいます。実際に親に言うわけではありませんが、そう思ってしまいます。
思春期を母と二人きりで暮らしました。母は気分屋で短気な人です。機嫌が悪い時に話しかけたり彼女の価値観に合わないことを言うと怒鳴られました。反論しようにも跳ね除けられて相手にされませんでした。テレビを見ていて笑うのにもどのタイミングにするべきか母の顔色を伺っていました。相談相手もなく、怒鳴られたらいつも部屋に閉じこもって機嫌が直るのを待っていました。当時の私はそれが苦しく誰にも相談出来なかったので今でも恨んでいて、その気持ちを家族に思い知らせてやりたくなります。
けれど本当に問題があるのは母ではなく自分の方です。大学は親元を離れて県外の大学に行ったのに4年間で身になったことは何一つありません。ただ辛い勉強(高校が進学校で寝る間も惜しんでいました)と親から解放されて初めの1年間は楽しかったのですが、2年目からは自分のやりたいことが何なのかが分からなくなり、精神を病んで何とか単位ギリギリで卒業したような体たらくです。その後親元に戻り親の援助を得て専門学校に通い直し別の仕事に就きました。こんなふうにダメな私もきちんと援助してくれるような立派な親です。
それなのに人生の中で何かを失敗すると「母が怒鳴らなければ、父が家を離れなければ私はもっとまともだったのでは?」と思ってしまいます。理性ではそれより今の努力で取り返すべきだと分かっています。しかし何かと上手くいかないたびにそう思ってしまう自分が抑えられません。
また、私はすぐにミスをするのですが、そのようなことで失敗した時には昔母親からプレゼントしてもらったものを無くしてしまった時に言われた「あんたはそうやって一生損をし続ける人間」という言葉を思い出して死にたくなります。そんな自分が、悲劇に浸りたがって逃げる理由を探しているようで嫌でたまりません。
長くなりましたが、一瞬でも自分の失敗を親のせいだと思ってしまう気持ちを消せますか?また、親への恨みの気持ちはどうしたら消せますか?
何度許そうと思っても心が弱った時ふとした時に思い浮かんでしまい涙が出てきます。みっともなく苦しいので辞めたいです。
つまらないことを聞いてしまって申し訳ないのですがよろしくお願い致します。
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これからの時間を大切に
拝読させて頂きました。
親子の関係とは難しいものですよね。ずっとつながっておりますから良きにつけ悪しきにつけ相互に影響しあっております。
私にも問題があり、親にも問題がある、これが普通の親子の関係だと思いますよ。
人間ですから何でもないものねだりです。
もしも親が良かったら自分はもっと良いはずだ、と思うのは勝手な勘違いでもありますからね。
親子共に人としては成長過程にあるのですから共に未熟であることをを認識することからではないでしょうか。
ですから親子共にもう大人として一人の人間として認め合うことが大事なことのように思います。
あなたはこれからご自分の人生を歩んでいかれます。親からの支援も限りあると思います。
いずれあなたが親を支えていく時期も来るかもしれません。
あわてる必要はありませんけれども親は少しずつ年老いていくものです。
ですからこれからの時間も大切になさって頂きたいと思います。
あなたがこれから自立なさっていかれて心身共に成長なさり、親子共にお互いを尊重なさり仲良く充実した毎日を送って頂きますよう心よりお祈り申し上げます。
質問者からのお礼
ご丁寧にありがとうございます。気が迷っていましたが自立心がやはり足りないと反省しました。恥ずかしい限りです。精進します。