妊娠
高校一年生の長男の元彼女(高校一年生)が妊娠をしました。
彼女とは別れたり付き合ったりを繰り返していました。
避妊のことも口をすっぱくして、伝えていたのですが。
長男は、何度か質問をさせていただいておりましたが、高校をやめ、これから美容学校に進学するつもりでした。
長男は、命だから大事にしたい。でも、育てていけるかわからない。美容学校もあきらめるしかない。ただ、やっていけるのかわからない。と、堂々巡りのようです。
授かった命を大切にしたいと思いますが。
しかし、生活力もなく、この状況で生まれてきたこどもは、幸せになれるのでしょうか。
この状況を作ってしまった長男は責任を取って生きていくべきなのでしょうか。
今日の夜、彼女のご家族と話し合いをすることになっていますが。
内心は、二人の将来のためにも、赤ちゃんのためにも中絶した方が良いのではないかと思うのですが。
そう思ってしまう、自分がスゴく嫌です。授かった命なのに…。ごめんなさい。そんな風に思ってしまって。
そのように育ててしまった自分をせめてしまいます。忍耐力のない息子に忍耐力のない母。
すべて私のせいなのだと。
彼女の想いを尊重したほうがよいのか。(まだ、意思は確認していませんが)
やはり、反対したほうがよいのか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
できれば・・
ちい様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
今日の夜ですか・・あまり時間が無いので手短にて失礼致します。
基本的に、仏教的な立場として申しますと、僧侶が「中絶」を勧めることはできません。
仏教としましては、縁あって有り難くにも賜った命、仏法と出逢える縁ある世界に産まれられることのできた命、輪廻を脱する機会としての有暇具足を得られた命、やはりできることであれば、大切に育まれて頂けましたら有り難いことではございます。
但し、上記のことはあくまでも仏教としてであって、当然に仏教は関係なくに、勘案すべき色々な諸事情もそれぞれにございますでしょうから、絶対に駄目だというわけでもありません。
ただ、何とか皆が協力して、助け合って、育むことができるようであれば、できれば育んで頂けましたら有り難いことでございます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
川口英俊様
ご回答ありがとうございます。
回答を拝見して、迷いが少しなくなり、
その後に話し合いにいってきました。
話し合いの前に、息子とも話をしました。
命のこと、自分のした責任、これから育てることになったときの大変さと責任と覚悟などについて。
息子とも話しました。
そして、彼女の気持ちをきき、息子も決断をし、二人で頑張るという方向になりました。
彼女のご両親も納得され、出来る限りのサポートはするけれど、甘えることなく二人でがんばってくれと。
きっと、そう簡単な道のりではないのでしょうけれど、自分達で選んだ道。
見守っていきたいと思います。
二人がこの状況を作ってしまったことは良くないことなのだと思いますが、二人が命を大事に考えて決断したことは尊重したいと思いました。
こんな甘い親なので、こんなことになったのだと言われてしまいそうですが。
今は、この状況を受け入れていこうと思います。
ありがとうございました。