隣人への憎しみ(あるいは逆恨み)が止まらない
以前自宅近くを車で移動していた際に、道の真ん中を歩いていた近隣住民を轢きそうになりました。
その後、自宅で用事を済ませた後に発進しようとするとわざわざ戻ってきた相手が道に立ち塞がってきました。
文句を言いたかったのでしょう。
向こうも道の真ん中を歩いていたし、終始タメ口で話しかけてきて腹が立ったのですが、驚かせたのはこちらなので敬語で接して謝りましたが調子付かせた様子でとても不愉快な相手でした。
一年以上経ちますが謝った事を後悔したり、相手の家に嫌がらせをしたいと考えたりしてしまいます。
舐められた、下に見られた、ストレスのはけ口にされた、という意識が強いです。
どうすれば心が落ち着くでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏様に会えるチャンスは今!
むくさん、こんにちは。亀山純史と申します。
謝るという行為を考えた時、しっかりと謝ったのであれば、この件はもうそれで終わりなはずです。しかし、「舐められた、下に見られた、ストレスのはけ口にされた」という意識が生まれるのは、そこに、謝ったことに対しての相手からの見返りを、あなた自身求めているからでしょう。「これだけ謝ったのに、あの態度はなんだ。」とか、「相手にも落ち度があるだろう。それを棚に上げてのあの言い方は何なんだ。」とか。実はこのような感情は、私たちは本来、自己中心的であることの表れなのです。つまり、損得勘定で謝っているのです。
そこで、自己中心的で、このような感情を持ってしまう私たちがいるからこそ、阿弥陀如来は「あなたを必ず救いたい。」という慈悲心をおこされたのです。ですから、今こそ、仏様に会えるチャンスと言えるでしょう。
心が落ち着かない時には、「南無阿弥陀仏」と称えてみましょう。「南無阿弥陀仏」とは、「あなたを必ず救いたい。」という阿弥陀如来からの呼び声です。たとえ、「舐められた、下に見られた、ストレスのはけ口にされた」という意識がなくならなくとも、あなたのそのような感情を仏様からの呼び声は包んでくれます。
以上が私からの回答です。ともあれ、人身事故にならずによかったですね。
ここで成仏させましょう!
むく様
質問をいただきありがとうございました。
「しあわせは自分のこころがきめる」
あいだみつおさんという方が語った言葉です。
質問文を拝見させていただくなかで、隣人のことがむく様の心の中を支配している気がしました。一年前のほんの数十分の出来事だったのかもしれませんが、あのときの出来事が依りどころになって、このhasunohaに投稿されたのかなと推察しています。
腹立ちが消えない気持ちも分かりますが、
諸行無常・・この世は頼りにならなく当てにならないものです。
「タメ口で話しかけてくるな!! どれだけ偉いんじゃ!!! 一休さんでも道の真ん中歩いたのは橋の上だけじゃ!! 人に文句言う前に自分の安全確認するのが先だろう!!」
むく様の心中はこんな感じでしょうか。。
仏教の中には身代わり地蔵という仏さまもいます。
お地蔵さんほど偉くはないですが、私がむく様のモヤモヤをかわりに言うことで勘弁願えませんか。
近所でケンカの種をわざわざ撒くこともないです。
もう必要以上に囚われなくていいですよ。
別にケンカ相手の近所の人が給料くれるわけでもなく、食べ物恵んでくれるわけでもなく、幸せ運んでくれてるわけじゃないですよね。
それならば、むく様の人生ドラマの中から近所の人にはそろそろ引退していただいていいと思います。
その代わりの准主役あたりに仏教を生かしていただけるとありがたいです。
人生の主役はもちろんむく様ご自身です。
むく様もいいところありますよ。
誰かから受けたストレスを他の誰かに撒き散らすわけでなく、ご自身の中で一年間保っていた。ご自身じゃそれをダメなことのように思っていたかもしれませんが、仏教の世界では忍辱という大事な実践行のひとつです。悪縁を必要以上に広めなかったことは尊いことです。
ため口で偉そうないい方をすることでしか自分を保てなかった近所の小者とは違う生き方をされた。
どこを向いて生きるかで幸せが遠ざかるか寄ってくるかが変わってきます。
ご質問の元となったお気持ちは私の代弁で成仏していただけるとありがたいです。
娑婆をたのむな弥陀たのめ。
拙い文ですいません。
参考になるならご活用ください。
質問者からのお礼
亀山純史 様
謝ったのでそこで終わり、確かにそう思います。
謝ったのだから〜といった心情も確かにあります。そこが私の浅ましさと考え処理していきたいですね。
なにより人を轢かなくてよかったです。
泰庵 様
代弁、ありがとうございます。
先方は気にせず違う生き方をしたいと思います。
きっと相当驚いたのでしょう。可哀想な事をしました。
ありがとうございます。
先方から、某自動車メーカーに勤めている〜等の自己紹介があったのですが真っ赤な嘘でした。
なんの偶然かわかりませんが先程判明しました。
ただの下請け会社のテスターだったみたいです。
基本的に外注なので派遣社員の可能性すらあると…。
なんだかとても情けない人だなと、今まで抱いていた感情も失せた状態です。