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夢枕に立った亡き母の様子について成仏出来てないのでしょうか?

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2ヶ月前に、大好きだった母が他界しました。
まだ、50代でしたので、顔も行動も若々しく、また、突然死だったので、今だに亡くなった事が信じられません。

そんな母が、四十九日の3日前に私の夢に現れました。
夢の中で、母は自分の友人(ご存命の方です)に、亡くなった日の死ぬまでの経緯やその時の感情を説明した様子でした。
その友人が立ち去り、ようやく母と話し始めようとすると、母は突然ほろほろと涙を流し、辛い表情で、『まさかこんな事になるなんて。あなたと〇〇(私の実姉)に申し訳ない。ごめんね。ごめんね。』と目を落とし言いました。そう言うとすぐに、ハッと何かに気づいた様子で、『こういう事はもう言えないから。ほら、“あっちの方々”が見てるから。』と、目配せをしました。ところが目配せの先にいる人は私には見えません。すると、気まずそうに母はすぐに、『もう行かないと。』と言い、せかせかと荷造りを始めました。詰めていた荷物は、見た事もない白装束の様な着物でした。
私は行かないで!と言いたい所でしたが、その様な事を言うと“あちらの方々”に聞こえて、母があの世で良い所へ行けなくなるかもと思い、生前の様に『気をつけて、行ってらっしゃい。』と見送った所で目が覚めました。

母は生前、大変苦労をした人でしたが、人の悪口も自分の愚痴も言わず、困った人々に手を差し伸べ、人を気遣い、いつも明るく、優しく、美しく、人気者で、本当に自他共に認める自慢の母でした。身内贔屓でなくとも素人でも、きっとあの世では、現世の時の様に苦労のあまりない、安らかな暮らしを与えて頂けるであろうと思っていたので、夢枕での、その様な表情や発言がとても気になりました。

あちらでも苦労をしているのでしょうか?それとも突然死だったので、現世にまだまだ未練があるのでしょうか?
未練があり過ぎると、成仏出来ないなどとよく言われますので、とても気掛かりです。
長文駄文で申し訳ございませんが、ご回答宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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突然死は死んだ自覚がない

死んだことを自覚し冥土へと向かうには追善供養しかありません。
死後3年間、毎月心を込めてお経を届けてあげれば宜しい。

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有り難し
おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

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