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逆境と支え合いについて

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有り難し有り難し 7

「石圧して笋斜めに出で 岸に懸かって花倒に出ず」(虚堂智愚の語録『虚堂録』)

「人は、恵まれた環境にある時、必死に考えることはありません。ですが、逆境にある時、人はどうやって切り抜けるかを必死に考えるものです。」

今、ある本を読んでいて、ほとんど私の中では納得できるものでしたが、この一文は引っ掛かってしまいました。

例えば、
・生活保護受給者で、貰った分を全てギャンブルに使ってしまう人がいます。(見方によっては、この人たちが富を蓄えている人が払った税金を使うことで、景気を循環させる働きをしていると捉えることができ、全体的には役に立っていると考えられます。)
・教育。義務教育は、最低限、教えることが決まっています。でも、子どもが考えるきっかけを奪ってしまっているのではないでしょうか?

福祉・医療・教育は、人が改善する力や治癒する力を引き出すことが必要だと思いますが、現代の日本の教育は、受ける側が悩んでいないことも多々あります。教育によって、敢えて困難を与えているという考え方をすれば、一定の役割を果たしています。しかし、過剰なストレスを与え、非行やひきこもりなどを生じさせているのも事実だと思います。だとしたら、何らかのストレスマネジメントを教える必要もあるかと思います。

苦しみ抜いたあげく、犯罪行為に走ったり、自殺したり、精神疾患を抱えたりする人もいます。この人たちに対して、未然に手だてを講じることはできないものかと思います。
手だてを講じて助けることは、困難を抱えた人から、考えるきっかけを奪うことになるのでしょうか?一方で、困難を抱えて乗り越えられず、苦しんでいる人はただの甘えなのでしょうか?

考えをまとめられず、申し訳ありません。宜しくお願いします。


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質問者からのお礼

〉柳原貫道 様
ご回答、ありがとうございました。
なるほど、匙加減が大切なのですね。何でも極端は良くないのですね。「中道」が大切ですね。

「世の中・自然」問答一覧

逆エンパス

閲覧いただきありがとうございます。 僧侶の皆様の見解を知りたいと思い相談させていただきます。 世の中には逆エンパスなる性質を持った人がいると最近学びました。 逆エンパスの特徴の一つとして ①知的障がいを持った人。介護者が必要なぐらいの障がいがある人。 ②社会的にきちんとしていない人(一般的に言われる変な人・異常者)正義感や純粋なエネルギーを浴びると居心地が悪くなり怒って反発したくなるようなタイプの人。反社会的な人。 (出典:阿倍野まことカウンセリングルーム) ①②に絡まれやすいという特徴があります。 私自身、上記のような人に遭遇しやすいと感じています。 外出すれば、3回に1回は見ず知らずの人に絡まれます。 具体例を上げますと、家族とスーパーで買い物中 「これ安いね。買おうか。」などと話していると、いきなり見ず知らずの人が近寄ってきて「うっせーな!」と去りながら捨て台詞を吐いて行かれることが良くあります。 その際、決して大きな声で騒いで話しているわけではありません。むしろ、こういった事がよく起こるので声量はかなり小さくしています。 絡んでくる人の特徴は •母娘。娘が突っかかてくる。娘は母親にピッタリくっついている。 •母親の方は我関せず。知らないふり。 •娘の年齢層は10代〜30代と幅広い。 •見た目は異常者に見えない。 このような感じです。 対処法としては 逃げる。気づかないふりをする。が 取り入れやすい方法のようです。 実践している最中ですが、 余りに酷いとつい睨みつけてしまいます。 頭では 「こいつは異常者」「私が悪いわけじゃない」と言い聞かせつつも感情が落ち着きません。 正直なところ、外出も怖くなってしまいます。医療機関などには相談しています。 家族は私以外鈍感で、私が言うまで気付かなかったり こういった事を経験したことがなく理解者はいません。 僧侶の皆様の中で似たような経験をされた方はいらっしゃいますでしょうか。 また、この逆エンパスについて見解を伺いたいです。 長文失礼しました。よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 20
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