浄土宗と浄土真宗
昨日質問させていただいたばかりで恐縮なのですが、どうしても気になったので…。
浄土宗と浄土真宗では、ともに阿弥陀如来様をご本尊とされていますよね?そして、どちらも御念仏を推奨されているように思われます。
では、浄土宗と浄土真宗では、その教義においてどこが違うのでしょうか?
問答検索させていただいた限りでは、それらしき質問がなかったので…。
どうぞご教示ください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
じつは一緒だったりする。。。
「浄土宗のなかに真あり、仮あり。真といふは「選択本願」なり、仮といふは「定散二善」なり。選択本願は「浄土真宗」なり、定散二善は方便仮門なり。浄土真宗は大乗のなかの至極なり。」と親鸞さんはおっしゃった。
しかし、ここで間違えてはいけないのが、親鸞さんは法然門下から独立して離れていったわけではなく、あくまでも法然門下つまり浄土宗の門人であるというアイデンティティーを最後まで持ち続けていた人だったという事です。ひとくちに浄土宗と言っても、2つの局面があるんだよ、と言っているだけです。ですから、本当はどっちも同じと言えば同じなんです。
歴史上のいろいろな成り行きで、様々な大人の事情で、今のように別々の宗派として別団体として世間に君臨しているわけですが、浄土真宗はあくまでも浄土宗の一部だという事を忘れてはいけません。
ちなみに、重箱の隅を突くような話で大変恐縮ですが、浄土宗または浄土真宗の御本尊はたしかに「阿弥陀如来」で間違いはないのですが、どうせなら一方で「南無阿弥陀仏」であると認識を改めていただきく思います。本尊は「阿弥陀仏」ではなく、「阿弥陀仏」を「南無」する行為そのもの、つまり【称名念仏】こそを最も尊び人生の柱とする教えが浄土宗であり浄土真宗なのだと思うのです。
質問者からのお礼
転落院様、いつもありがとうございます!
ご本尊の認識、改めます。南無阿弥陀仏。阿弥陀様におすがりします。