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夫の失業を責めてしまう

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有り難し有り難し 34

夫が引き抜きによる転職に失敗し失業しました。

これまでの生活はもう送れないのか、子供たちにも習い事をやめさせるなど環境を変えなくてはいけないのかとそのことが不安で夫に当たり散らしてしまいます。

なんとか前向きになろうと私も就職も決めましたが時々パニックになり泣いたり喚いたりしてしまいます。

私は貧乏が怖いのです。どうしようもなく心がすさみます。

そして、その苦しみを与えているのが大好きな夫だということが余計に苦しいのです。お金にばかりにこだわっている自分が浅ましいような気もして自己嫌悪に陥っています。
愛しているはずなのに夫を労れず苦しいです。

どのような心持ちでいたらよいでしょうか。
どうか心構えを教えください。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

本当に大切なもの

質問読ませていただきました。

これから先の見えない不安、愛しているご主人を労ってあげられない自分、辛い思いをされていると思います。

なすこさんももちろん頭では理解していると思いますが、ご主人はご家族のみなさんによりよい生活をと願って、断腸の思いで転職を決意されたのでしょう。
そのことを、まずは再認識なさって下さい。

さて、本来ならば、お金というものにとらわれる必要はないというべきかもしれませんが、私はまだまだ欲が深いのでしょうか、贅沢したいとは思わないまでも、必要最低限のお金がなければかなり神経質になってしまいます。必要最低限より、少し多目にあったら余裕が出来ていいなと思ってしまいます。
ですので、貧乏が怖いとおっしゃるなすこさんの気持ち、完全とは言えないまでも少し分かる気がします。

ただし、私は思うのです。本当に困ったときこそ、絆が試されると。
よく聞く言葉だとは思いますが、「困ったときの友こそ真の友」という言葉はまさに的を射ております。
これは友に限ったことではありません。家族も同じです。
苦難を乗り越えることで、より深い絆を築くことが出来ます。

うちのお寺の御信徒にも、本当に辛い時期を、みんなで力を合わせて乗り切ったご家族がいらっしゃいます。そのご家族はいつもお寺に家族で参詣されて、誰から見ても仲のいい幸せな家族でいらっしゃいます。
まさに、苦難を乗り越えたことで強い絆が生まれたのでしょう。

しかし、どうしても辛い時期は心が荒んでしまいます。冷静になれず、パニックになることもあるでしょう。しかし、そのときは自分にとって何が一番大切なのか、ゆっくり考えてみて下さい。自分が納得するまで何度もです。

人生には悪い時期はあるでしょうが、それがいつまでも続くわけではありません。いい時期もあれば悪い時期もある。そういうものです。

悪い時期をみんなで乗り越え、家族みんなで「そんなこともあったな~」と笑い話にできる未来が必ず来ることを、お祈り申し上げております。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお勤めさせていただいております。山手の方にある、自然に囲まれた日蓮系宗派のお寺です。 13才から僧侶となり、たくさんの方と関わってきました。 現在は42才となり、3人の子育てに奮闘中です!また、教育関係の仕事にも勤めたことがあります。 自分の経験したこと全てが私自身の糧となり、それが人を救う力になればいいなと、何があってもポジティブに考えるようにしてます。 その経験を活かし、 ・人間関係 ・将来の不安 ・仏事全般 など、様々な質問に答えていきたいと思っております。 何か悩み事がある、個人的に相談したい、質問について他の人に知られたくない、という方は遠慮なくメールにてご相談下さい。 今までにたくさんの方からメールにてご相談をいただいておりますので、気軽にご相談してみて下さいね! また、ハスノハの回答には字数制限があり、私の回答に対するお礼に返事が出来ない場合も多々あります。ですので、返事を望まれる場合もメールにてご連絡下さい。 メールアドレスは下記をご参照下さい。 一両日中に返事をするようにしておりますが、こちらからの返事が届かない場合は、 ・メールアドレスを間違えていないか ・受信拒否設定はどうなっているか を確認して、もう一度メールを送っていただければありがたく思います。 また、お寺に直接訪問されてのご相談も受け付けております。その場合は、まずメールか電話にてその旨をお知らせ下さい。 お寺の予定と照らし合わせて、日時を調整させていただき、お寺の詳しい場所などをお伝えいたします。 ただし、電話回線が1本しかないこと、他の法務の電話が多いことから、失礼ながら電話での悩み相談は承っておりません。 直接お寺に参詣されての相談か、メールにての相談に限らせていただきます。 また、直接お寺に参詣されての法事や、ZOOMを通じての法事なども受け付けておりますので、希望があれば何でもご相談ください。 メールアドレス joukai4378+soudan@gmail.com 電話番号 0774-65-0161
法事や行事がなければ、平日・休日共に 9:00~12:00 14:00~17:00 の時間帯で相談できます。 土曜日や祝日の前の日なら、お寺の予定が何もなければ 21:00~ でも相談できます。 他にも調整できる場合もあるので、お問い合わせください。 人に話をしたり言葉に出すことで、気持ちが晴れたり、考えがまとまったりすることもあります。 どうぞ遠慮なくご相談ください。

自分の煩悩に気づく

全ての悩み苦しみの原因は、煩悩です。
たとえば、「欲・怒り・怠け・プライド」などが煩悩です。
嫌な気分になったときなどに、心の中で
「欲・怒り・怠け・プライド」と念じましょう。
パソコンがウイルスをスキャンするみたいに、
自分で自分の煩悩をスキャンし、煩悩に気づくようにしましょう。

日本の社会制度では、貧乏でも死ぬことはありません。
お子さんも、進学はできます。
貧乏になりたくないのは、プライドの煩悩かもしれません。
どんなお金持ちでも、プライドのために悩み苦しみ、自殺してしまう人もいます。
「欲・怒り・怠け・プライド」と心で念じたあとに、
「大丈夫、死ぬわけでもないし」
と思いましょう。
腹が立つことがあっても、頭の片隅に「怒りの煩悩はストレスの原因」という理解があれば、早めに冷静になれます。
瞬間瞬間に変化し、浮かんでは消えてゆく自分の心を、穏やかに見つめる習慣をつけましょう。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

質問者からのお礼

お返事をありがとうございました。
暖かいお言葉に勇気をもらい、涙が溢れました。
私にとって大切なのは夫と二人の子供たちと一緒にいられることに間違いありません。
くじけそうなときは頂いたお返事を何度でも読み直して苦境を乗りきりたいと思います。
本当にありがとうございました。

お返事をありがとうございます。
まだまだ心が傷ついていてそこまで頭が回らない状態ですが「死ぬわけではない」と思うと少しだけ心にのし掛かった重石が軽くなるような気がしました。
教えていただいた「欲・怒り・怠け・プライド」を繰り返して徐々に心を鍛えたいと思います。ありがとうございました。

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