恋人の供養
2014年11月
恋人が亡くなりました
自殺でした
連絡が取れないことを不審に思い自宅へ電話したところ、お母様から訃報を聞かされました。
心の病を患い地元へ戻って来た彼と交際を始め3年が経とうとしていました。
彼もよく笑うようになり、男同士だけどいつか結婚しようねと言ってくれていました。
世が世なら婚約者と言って差し支えない関係だったと思います。
私がもっとしっかりしていれば、彼を支えてあげられていればこんな事には成らなかったかも知れません。
後を追う事も真剣に考えました。
残された者として、せめて彼の冥福を祈りたいのです。
できる限りの供養をしたいのです。
とはいえ親御さんにとって私は「息子の親しい友人」であって、親密な関係であった事など知る由も無いでしょう。
ただの友人があまり頻繁にお宅へ伺うわけにもいかず、かと言ってお墓の場所を聞くのも憚られます。
今の私に出来る供養は何か無いでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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お悔やみ申し上げます
まず、私もこの職にある者ですから数名のご供養に関わらせていただいていますが、どんなに支え合うパートナーがいても、どんなに大切な人がいても、それとは別のベクトルで、そうなる時にはそうなってしまいますよ。その点については考え過ぎないようにして下さい。
後を追うなんて考えてはいけませんよ。もし、彼氏さんがそれで喜ぶなら事前に「一緒に…」という話があったはずでしょう?そんなことをしても彼氏さんに責任を感じさせ、哀しませるだけです。
できる限りの供養…良いじゃないですか。「病気で戻ってきた息子の『特に』親しかった友人が墓前に線香の一本もお供えさせて欲しいと言ってきてくれた。」それでいいのではないですか?私が親御さんなら嬉しいと思いますけどね。 とても嬉しいと思いますよ。
一昔前は「お葬式を家族葬にすると、お盆や四十九日、一周忌に線香の一本もお供えさせて欲しいとお悔やみに来る人が絶えなくなってしまうから、お葬式は盛大にやった方がかえって楽だぞ」と言われていました。田舎では今でもそうです。お墓参りさせて欲しいということは何もおかしなことではありません。尋ねてみて、嫌そうな素振りがあれば無理強いせずに引き下がれば良いでしょう。そしたらそしたでまたその時に考えましょう。