幸せなのに不安です。
最近、今までにないくらい相性が良く理想的な彼女ができました。付き合ってから、そんなに経ってないのですが、これ以上ないくらい良好な関係が築けています。ですが、一人になったとき、つい、「この幸せが続かないんじゃないか」とか「どうせ振られそう」とかネガティブなことばかり考えてしまいます。このようなとき、どのような心持ちでいれば良いのでしょうか。教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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利害関係を超越した出遇い
モノもカネもヒトも、無いなら無いで苦しむ。
あったらあったで失う事を恐れて苦しむ。
”これ以上ないくらい良好な関係が築けています”
これはこれでとても良い。
でも、これは所詮今のたまたま都合の良い状況に満足しているに過ぎない。
もっともっと善いのは、、、
明日、たとえ彼女にフラれようとも、彼女がキミなんかよりもっとイイ男を見つけて乗り換えていってしまおうとも、、、たとえ彼女が明日から車椅子生活になろうとも寝たきり生活になろうとも、たとえ死別する事になったとしても”後悔はない。自分は世界一幸せである”と言い切れるほどの深い出遇い方をする事だね。
彼女を幸せになんかできるのかどうかは知らん。でも、お前さんが彼女の彼氏である事が幸せであると実感できれば、恐れるものはなにもない。
幸せだから不安なのです。
幸せを手に入れたと「思う気持ち」がご自身を苦しめてしまいますよね。
諸行無常・諸法無我でありますように、同じ物事は変化し続けるのが常であるように不安は募っていく気持ち分かります。
継続する幸せの方法は、小欲知足の心と思います。今ある幸せをご自身でしっかり大切にすることが、継続に繋がります。しかし、同床異夢(どうしょういむ)のように同じベッドで寝ても同じ夢が見れないように、相手の思う気持ちが同じとは難しいものでもあります。
しかし、TB96さんは「彼女を守るために生まれてきたんだ」とライオンハートの気持ちに自信を持ってください。
合掌
「仕合わせ」
TB96様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
「幸せ」というのは、実体としてあるものではなく、「仕合わせ」とも申しますように、色々な良い因縁(原因と条件)が合わさることによって成り立っているものとなります。
できる限り良き因縁に努められれば、継続していけるものでもありますが、それも、やがては限界があるのも事実であります。
このことも理解した上で、幸せを、独り善がりの幸せとせずに、できる限り相手への思い遣りと共に、相手の幸せも尊重して過ごせるように調えて参りたいものであります。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
修行無常・・・・。この言葉の通り、今の状態が永遠に続くことはないですよね。なので、今の状態を精一杯楽しみ、一生懸命生きようと思います。たくさんの回答ありがとうございました。