どうしたらいいのでしょうか
はじめまして。
私は体外受精で1人目を授かっています。
今回は引っ越しをしたこともあり、また新しい病院でお世話になっています。
ここから詳しく書いてしまうと個人が特定されてしまうため、内容は控えさせていただきたいのですが、タイトルの通りです…。
私が悲しいことは、受精卵1つにも命があるためそれを誤診で失ったことです。
別の医師に相談したところ、やはりおかしいと言われました。
私は妊娠は自然なことですから、うまくいかないことは十分に痛感しております。
医者を責めることや、怒りは全くありません。
今回のこの悲しい気持ちの行き場はどうすればよいのか、苦しみにもがいています。
私に問題があり授かれなかったのなら、受け入れられますが、人為的なミスや間違いによって尊い命が失われたと思うと悲しくてたまりません。
どのように気持ちを切り替えて、今回のことを前向きに受け止めたらいいのでしょうか…。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
❝忍辱行(にんにくぎょう)❞しかありません・・・。
本当に大変でしたね・・・。色々あって「身も心も」くたくた、という所でしょうか・・・。
専門的なことは、よく分かりませんし、お答えもできません・・・m(_ _)m
さはさりながら、仏教的には「ご縁」が無かったとしか申せません。この世に「生を享ける」ためには、因・縁がととのい、果として生まれるのです。受精卵とは「因」は出来上がっていたのですが、「縁」が上手くいかず誤診という事で、誕生という「果」までたどりつけなかった、ということでしょう・・・。確かに、可哀そうな事です。
でも、「受精卵」ちゃんはキット極楽浄土へ往って「お母さん・お父さん、私の分まで長生きしてね・・・。いつかこちらへ来てね、待っているから・・・」と見守ってくれていますよ。小生はそう信じます。
辛いでしょうが、耐え忍んで、夫婦仲良く、助け合い・支え合って、乗り越えて下さい。昔から❝日にち薬❞と言って、時間が経つしか、悲しみは癒えません。
辛い事を辛抱し・我慢して、一歩一歩、歩んでいくことを❝忍辱行❞と言います。仏道修行の一つです。これからの人生では、沢山の辛いことが起こるでしょう。その時、今の気持を思い出し、「あの時苦しみを乗り越えられたのだから、今度も大丈夫」と乗り越えていきましょう。それを教えてくれたのが、今回の悲しい出来事だと受け止めて下さい。合掌
質問者からのお礼
柳原貫道様
そうですよね…。私も仕事やプライベートでミスをします。
どうしても今回の件を寛容に受け入れることは難しく感じていましたが、自分も相手も苦しまないためには寛容になることが結局は自分の幸せに繋がるのだと思いました。
大塚芳明様
私も卵ちゃんとはご縁がなかったのかな…と思いました。
つい辛いことがあるとめげてしまいますが、忍辱行という教えがあるのですね。生きていると辛いことがたくさんありますが、辛抱して少しずつ歩んでいけるように今回の経験を糧にしていきたいと思いました。
〜御二方へ〜
お忙しい中、為になるお言葉や教えをいただいてありがとうございました。
救われました。