悩みの苦しさ
私、自身の悩みなんて時間がたてば解決するのですが
悩んでる時間がとても苦しいです。
この苦しさの正体はなんですか?
認めていない他人に対してすぐに怒る 食べ物に対しての執着がある 自分より下の人間を見て喜ぶ 仕事を真面目にやらない 後悔はするが反省できない 根気がない
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一切皆苦
苦しさの正体は自分の価値観です。
お釈迦様はこの世の全ては苦しみであると説かれました、そしてその原因は煩悩にあるとも。
私たちは自分の価値観で物事を判断しますが、仏様の価値観とは大きく異なります。
物の見かたの角度を変えて見れば、大きく悩んでいた事もそれほどでは無いかな?と思えてくるかもしれません。
苦しみは真理を知らない受け入れられないこと
拝読させて頂きました。
おっしゃるように私達が生きている中では沢山の苦しみがあります。
仏教で教えるところの苦しみとは
「生(生まれること)」・「老(老い衰えていくこと)」・「病(病になること)」・「死(死ぬこと)」の四苦(しく)
そして「愛別離苦あいべつりく(愛するものと別れなければならないこと)」・「怨憎会苦おんぞうえく(うらみ憎しむものと会わなければならないこと)」・「求不得苦ぐふとっく(求めるものは得られないこと)」・「五蘊盛苦ごうんじょうく(自分の思い通りにはならないこと)」の四つを加えて「八苦」(はっく)
よく言われる四苦八苦(しくはっく)ですね。
そして私達は様々なものごとに囲まれてあらゆるご縁の中で生きています。その中で私達はものごとの本質や在り様や真理をわかりません。理解し心から納得していません。
諸行無常(全てのものは移り変わり一時として同じ状況のものはないこと)諸法無我(全ての法つまり真理は我はないということ)
の真理を言われれればわかっている私達なのですが、どうしもそのことを受け入れられない私達であるのです。だからどうしても自分のことに囚われてしまって目先のことに囚われて迷い悩み苦しむ私達であるということです。
例えば病気になれば苦しみますし、老いれば悲しみ悩みます、そして死を目前にすれば死にたくないと痛切に悩み迷い苦しむ私達です。
仏教はその迷い悩み苦しみを私達が心から理解してその苦しみを乗り越えていくのが教えです。
どうぞあなたも仏教の教えを学んでみませんか?
あなたがこれから己の人生にお向き合いなさり、様々なご縁や教えを学び経験を積んでいかれ心身ともに穏やかにご成長なさっていかれます様心よりお祈りさせて頂きます。
質問者からのお礼
私の悩みを聞いてもらって少し楽になりました。
ありがとうございました。