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苦しい。

回答数回答 2
有り難し有り難し 14

離婚しシングルマザーとして歩き出しました。
元旦那とはいつも意見が合わず、とにかく何でも私の意見には反対しないと気が済まない。
自分が思った事はすぐにでもやらずにはいられない。
こんな人でした。
昨年私の父方の祖父の一周忌の法要があり、行かせてほしいと相談したところ「嫁として失格」と言われました。
何故かと言うと嫁ぎ先の家族旅行の日にちとかぶってしまったからです。
一昨年祖父のお葬式の時、子供は6ヶ月でした。
その時は子供が小さい上に双子なので車の中からお葬式の様子を見ていただけで、ろくに手も合わせられなかった。
それが辛くて一周忌の法要の時は1歳も過ぎているので少しくらいは手も合わせられるかとずっと思っていました。
なのに嫁失格とまで言われ、そこから信用できなくなってしまいました。
それに彼の両親が出てきて「どういうつもりで結婚したのか」と問いただされる日々。
それに対して彼は全く私のかたをもってくれません。
余計に溝が深くなり今まで我慢してきた事などが一気に噴き出し自分から切りだし離婚に至りました。
結婚とはこんなものでしょうか?
嫁に入れば私の家族は家族じゃないんでしょうか?
今でも思い出したら辛いです。
今は実家の母に手伝ってもらいながら毎日子育てと仕事をさせてもらっています。
母には頭が上がらないくらいに感謝しています。
でも子供が朝から泣いたりするとすごく不機嫌になったり、用事に出ても子供が愚図りだすとすごく不機嫌になり用事を済まさないまま帰ったりします。
とにかく母は自分のペースを乱されるとかなり不機嫌になるんです。
これは父が他界した後からです。
母の事も考え早く出て行きたいのですが今はお金に余裕がありません。
でも毎日イライラしている姿を見るのが辛い。
母に気を使って子供に好きな事をやらせてあげられないのが辛い。
毎日毎日母の顔色を伺って過ごすのが辛い。
でも今は母の力を借りないとやっていけません。
もう毎日どうしたらいいのかわかりません。
離婚した私への天罰が下ったのでしょうか。
本当は私が一番悪い。
私は本当にダメな母親です。
一番の犠牲者は子供たちですよね。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

そこであなたは自己中心的・我の恐ろしさを学んだ事があった

人間が最後に乗り越えなければいけない課題。
それは自我愛、自己愛、自己中心性。
私は自分の事ばかりでした。あさましい人生を送って来ましたよ。
だからこそ、自己中心性の恐ろしさをよく知っているつもりです。
自己中心性はある種、新興宗教よりおそろしいものです。
無宗教。無宗教とは響きはクールですが、その内容があなたが目にしてきたことでしょう。
宗教心、宗教性が無かったからこその、人の死よりも自分たちの快楽重視。
あなたが感じた矛盾は間違っていない。
人の死や人の命の尊厳よりも、お前らの快楽かよ?と思うはずです。
あなたを産んだ両親のその親。
その親を否定することはあなたを否定るする事。愛ではないのです。
百歩譲って愛であってもそれは自己愛。エゴセントリックな我愛、自分ラブです。
自分ラブは愛ではありませんから、子供の教育上も最も良くないことです。
あなたはあなただけではない。
人間の本当の主人公は命です。
あなたは命を育てる役割がある。
最高の教育をする必要がある。最高の教育。それは自我・エゴの道を歩ませない事。
どんな苦しみの中にあっても、幸せで居られる心。
仏教はそれを提供してくれます。伝えてあげてください。
親子三代での生活。おめでとうございます。
離婚は悪い面だけではないですから、自由を得た、親孝行できる、祖母との関係を提供できたと思ってみてください。何があってもあまりお母さんには毒づかないことです。
あなたのお母さんが一番つらい。それでも心を鬼にして辛いことを言ってでもあなたを受け入れてくれているのですから。仲良く、孝行をなさってください。言葉の表面の奧にある心を読める、感じられる人になって下さい。

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有り難し
おきもち

ただ、手を合わせる

おみさん、はじめまして。

おみさんは離婚され、シングルマザーとして歩き始めたのですね。実家のお母さまに頼っているけれど、おみさんはお母さまがイライラしている姿を見るのがつらいのですね。そして、子どもに申し訳ないと思っておられるのですね。

おみさんは、離婚を通じて学びがありました。それでいいと思います。
そして、お母さまに対して感謝の気持ちを持っておられるのであれば、心静かにお母さまに手を合わせてください。実の親だからこそ、おみさんを見捨てずにいるのです。

子どもは母の背中を見ながら成長します。母が手を合わせる心があるなら、子も手を合わせる心を持つようになります。
これを仏教では、相互供養・相互礼拝と説きます。

互いに合掌です。

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おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の...
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質問者からのお礼

覚元様。
私の相談を聞いて下さってありがとうございました。
離婚して半年になるのに今でもどうして?嫁に入った私が悪かったの?と考えてしまい苦しかったです。
でもいつか子供たちにこれで良かったと言ってもらえるように頑張って行きます。
周りに感謝しながら子供たちにも人の気持ちがわかる人に育てていきます。
ありがとうございました。

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