hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

兄への気持ちの整理について

回答数回答 1
有り難し有り難し 3

兄との関係で悩んでおり、兄に対する思いの整理の仕方について、ご教示の程、宜しくお願い申し上げます。

現在、私、兄、母、父の4人で同居しておりますが、現在、父が認知症のため、母を中心に家族全員で介護を行っている状況です。ただ、以下のこともありますので、父が他界した時点で母が元気であれば近隣に住まいを移そうかとも考えている状況です。

さて本題の兄との関係は昔は良好でしたが、6年ほど前、兄弟で日曜大工を行った際、私の作業の仕方に兄が怒り、謝罪はしましたが、その頃から私への当りがきつくなりました。

以前であれば特に問題にしなかったこと、他の家族から了承を得てから行ったこと等に苦情や反対をしてくる様になり、時には理不尽に感じることもありました。友人等に相談すると兄の言動を当然とする意見もありましたが、「特に怒るようなことか?」等、理不尽に思われることもありました。

私自身、怒りが湧き上がることもありましたが、兄が好きだったこと、兄が父親の借金を肩代わりして家を守ったこと、過去の恩、自分にも非があるなと感じたりで、兄が反対する様なこと、嫌がりそうなことは極力控える様にし、兄弟関係に余計な波が立たないよう、気を遣ってみたりしました(主観ですが)。

しかし、昨年末から私が話しかけたりすると無視する様な態度を見せたり、私が同じ場所に入ろうとすると私を避ける様に移動したりと、私と一つ屋根の下で暮らすこと自体が嫌なのかと思わせるそぶりを見せる様になり、いまでは会話はほとんどありません。

思い当たる節としては年末に父の具合が悪くなった際に私が外出中でその場にいなかったことが原因かと推測しますが、兄は何に怒っているのか明言しません。また、以前に「家を出ろ」と言われましたが、私が転勤から戻る際「ここは、お前の家だからいても良い」などと言われて実家に戻った経緯もあるので困惑しております。

母からは「末永く兄弟仲良く助け合って欲しい」と言われており、その考えですが、仲の良かった頃の思い出と比較して辛くなり、時に言葉にできない衝動にかられることもあります。(母も私が兄に気を遣っているのは分かる様です)

しかし、兄も借金の肩代わり等、尽力しております。私の理解不足で兄を傷つけたり、恨む様なことはしたくないので、気持ちの対処の仕方、兄への接し方、解決方法等、アドバイスを頂けたら幸いです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

根の深いものがあるのでしょうね

お父さんの介護もあり、急には別に住まうわけにもいきませんね。それよりなによりご兄弟なのですから、もともとそうじゃなかったのに仲が悪くなってしまったを何とかしたいとお考えなのは当然です。どうしてしまったのでしょうね。

ご兄弟の関係は深く長いので、お尋ねの文面だけでは専門家でも分かりかねるところもあるでしょう。極端な話、あなたがお生まれになってからずっと兄弟の関係が続いているわけですから、他人が入り込めるほど簡単なものじゃないはずです。何が原因なのか分かりませんが、根の深いものがあるのでしょうね。話し合おうとしても黙っておられるところに簡単じゃない何かを感じます。

それでも、ということでしたら、やっぱり兄弟で腹蔵なくお話されるしかないです。兄上はたぶん男らしい責任感の強い無口な人ではないですか。そういう人が話さないと決めたら沈黙を貫こうとされるのでしょう。自筆のお手紙をお書きになるとか、兄上の親友の方にとりなしてもらうとか、何か大きく兄上の心を動かす方法を用いることが考えられます。

いずれにせよ、他人で付き合いが浅い人との仲直りと違い、関係がとても深い兄弟であるがゆえにこじれたら困難です。それでも、今の状態をなんとかして打開し、兄弟仲良い状態を作ろうとお考えなのでしたら大きな覚悟して兄上に粘り強くあなたの思いを聞いてもらってください。

{{count}}
有り難し
おきもち

私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

お盆で、ご多忙のところ、ご回答ありがとうございます。
兄は見たところ頻繁に会う友達が少ないため、友達の仲介は期待できませんが、家族の今後について、いずれ家族で話す時が来るかと思いますので、その際に兄弟で話をしようかと考えます。
その時に自然と感謝の気持ちを伝えれる様、心を整えていければと考えます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ