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他我がこわい

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有り難し有り難し 6

高校二年生です。
質問のカテゴリが少しズレているかもしれません、すみません。

相談というよりも、誰かに分かってほしいという思いの投稿です。

突然ですが、私たちは各々『自我』をもって、それぞれ自分の見る世界があって、色々なことを考えたり感じながら生活しています。よね。

自分以外の人がもつ自我を『他我』と呼びますが、私はこれがすごくこわいです。
うまく説明ができません。
友達に理解してもらうこともできませんでした。
ネットで調べてもそれらしい答えは見つかりませんでした。

例えの1つなのですが、
ごくたまに、一緒に生活している親のことを、『他人』と認識してしまうことがあります。

「あ、この人も私と同じ時間で別の人生を生きている1人の人間で、」
「私から見た『親』は親には分からない、そして同じように 今このとき、親から見た『私』がたしかに存在しているんだ」
そう思って、親のことを何か得体の知れない生き物のように、生々しいものに感じて怖くなってしまいます。
何を言っているかわからない自覚はあります。

私は、私のまわりのひと全部、なにかRPGのキャラクターのように認識しているのかもしれません。
それぞれにそれぞれの意識や感情や人生があることが、こわいんです。

自分でも、どうしてこんなに心の中で他人のことを怖がってしまうのか分かりません。

死んだ後の世界や自分の行く末がわからないことが怖いように、人の意識や心なんて絶対にわからないことだから、それが怖いのでしょうか。

どちらにせよ私は私のことを寂しい人間だと思っています。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ちょっとわかるかも。独生独死

私も、長年一緒に過ごしている家族などの顔、見慣れているはずの人を、不思議な気持ちで見てしまうことがあります。
「あれ?この人とずっと暮らしていたんだよな?でも、こんな顔だったっけ?本当に、この人と暮らしてきた僕は、この僕なんだろうか?」
みたいな感覚になります。他人には説明しにくい「感覚」ですよね。
余談ですが、腕がかゆい感覚があるのに、どこがかゆいかわからない(掻いてもヒットしない)感覚も子供の頃よくありました。
で、ある経典に「独生独死」というフレーズがあります。
みんな、生まれるときと死ぬときは独り。誰かを連れては行けない。生きものは根本的に孤独な存在。
そのような「生命の孤独性」を突きつけられたら、ちょっと怖くなるのかもしれませんね。
宇宙にいる他人は、鏡に映ったもう一人の自分や、タイムマシーンでやってきたもう一人の自分なのかもしれません。
たった一粒の素粒子が時空を超えて行き来しているから、見た目には無数に物体があるように見えるだけなのかもしれません。
だとしたら、本当は宇宙にたった独りなのかもしれません。

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