彼が死別した元カノを忘れられない
私は今、両片思いの男性がいます。その方とは知り合って間もないですが、漫画やものの考え方などがとにかく合い、仲良くなるまで時間はそうかかりませんでした。
すると先日彼から君に一つ嘘をついていることがある、と言われました。
実は別れていない人がいる、と。
私は二股だったのか…と思いましたが、聞いていくうちに違うことが分かりました。実は1年前に死別した彼女がいるとのことでした。
彼はいつも私の事を好きだといってくれますが、付き合うのは迷っている様子でした。
その理由がわかりました。
彼は誰にもこの話をしたことが無いようで、私にも言うつもりではなかったのですが、話の途中で気になったフレーズがあったので、問いただしてみると、このような内容でした。
正直私は聞かないほうが良かったのでは…とも思いました。
まだ元カノのことを引き摺っているようで、この話をした日の夜はフラッシュバックで眠れなかったようです。
事故なのか病気なのかと聞くとこれ以上は聞かない方がいい。と言われたのでやめましたが、もしかしたら自殺、もしくは他札だったのかもしれません。
私は彼にどうゆうふうに接すればいいのか、どんな言葉をかけてあげたらいいのか、わかりません。彼を助けたいですが、私の役目でも無いのでは…と色々考えてしまいます。
私はどうしたらいいですか、彼も含めて幸せになりたいです…。とても苦しいです。
ぜひありがたい言葉を頂戴したいです。
宜しくお願いします。
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いつまでも寄り添う気持ちを大切に
拝読させていただきました。
彼の中で、前の彼女さまが消えていないのは確かであり、一生消えることもないのです。
「死人に口無し」とも言葉がありますが、私たちはどれだけ仲良くしている身内、友人、彼氏彼女もすべて会話が他人以上に成立していたとしても、心の中を他人に話せることはとても難しいものであります。死を選ぶ人ならなおのことであります。
彼氏さんの中に、なぜ?1番近くであった僕に話しをしてくれなかったのか?僕のことを信用していなかったのか?言ってくれればどうにか助けれたかも知れないのに。あのとき、こうしておけば助かったのでないのか?などなど、キリがないほどに思考を駆け巡ります。
しかし、人は人を愛していきます。時間とともに、悲しい思い、辛い思い、助けれなかった思いなど自己を苦しめている様々な罪悪感が供養することが何よりの前彼女のためであると気付いていきます。その時はいつ来るのか?それは、はるさんに心と情が移行したときに、はじめて芽生える気持ちなのです。
日本どは、今や年間8万人の人が行方不明になり、3万人弱ほどの人が自死を選んでます。
他に長年寄り添った夫婦での死別、事故などによる死別を含めると、数字では表せないほどの遺族が苦しみの中で生きているのです。
彼は はるさん を好きでいるのです。死別された彼女へ「もし死ななかったから、今でも一緒にいれたのに、他の人を好きになることは悪いことだよね。でも、もういいよね」など、彼の心の中に葛藤が生じている期間なのです。
彼が はるさん に完全に移行する直前に、はるさんに対して、俺を救ってくれてありがとうと、気持ちが彼の中で芽生えていることでしょう。
変わらず今のまま、彼を思ってあげてください。特別な境遇におかれた人なんだという目線では見ないように。
皆、人には「愛別離苦」があります。
また、わたしたちは「生き方は選べるが、死に様は選べない生き物」なのです。
諸行無常を知り、諸法無我を知りゆくことで、生き方、考え方に肩の力を抜くことが出来ます。
合掌