他人を許すことができない
何かひどいことをされたり、相手にそのつもりがなくてもこちらが傷付いたり、すごく昔のことで相手はとっくに忘れ去っていたりすることがあった時、人間だから仕方ないよねとかお互い様だねって思って許してあげられたら、器の大きい大人として素敵で理想的な行動だなと僕は思います。
だけど僕にはそれができていません。
何か嫌なことをされたり嫌な感情を抱くと、根に持ってしまいます。中々許すことができません。ひどいことをされたのにどうして笑顔で歩み寄らなければならないんだとか、何か損だなと恥ずかしながら思ってしまいます。
だからと言って、やり返したりもしないのでただただもやもやとして残ってしまいます。
許そうとしたこともありましたが、ただ許したような行動を表面上でして、結局は許しきれずにまだ根に持ち続けてしまう、というような結果で根本の解決にはなりませんでした。
こういう性格だと人間関係が中々進展しませんし、ストレスも溜まる一方です。どうすれば心の底から人を許すことができるでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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自分の中でため込まずに
拝読させて頂きました。
あなたがおっしゃるように人を許すことはなかなかできない、それも人としてのことと思いますよ。傷つけられたり、嫌な思いをさせられたりしたらその人に対して嫌な思いを持ちますし、怒りや恨みや憎しみを持ってしまうのも当然だと思います。
ましてや自分を守るためにもそう思ってしまいますからね。ですからそのような目にあったならばやはりため込まずにしっかりとその人にあなたの気持ちを伝えることが必要なことと思います。
度合いにもよるかもしれませんけれども自分を大切にするためにも言うべきことはしっかりとお伝えなさってみてはいかがでしょうか。
器が大きいということの前にまず自分自身をしっかりと守ることは必要なことかと思います。
自灯明 法灯明 ですね。
自らを正しい寄る辺として、ともし火として、真理や正しい教えや道理を寄る辺として、ともし火として生きていくことです。
あなたがこれからも素直なお気持ちで素晴らしい出会いに恵まれて、皆さんとお互いを尊重なさりご縁を深めていき、お健やかに成長なさっていかれますようにと心よりお祈りさせて頂きます。