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人に苦や苦労を悟られるということ。回答受付中

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私は幼少期から虐待やネグレクト、両親の離婚、家庭崩壊(26で家族は全員散らばりました)自身の離婚、再婚等様々なことがありました。

過去のトラウマや生きることに苦痛を感じ自傷行為や自殺未遂を繰り返した10代、20代前半を過ごしてきました。
双極障害や不安障害といった精神疾患を抱え今年で27歳になります。今は再婚しそれとなくやっており訪問看護サービスという心身のケアを施して頂けるサービスを受けつつ何とか生きてる状況です。
先日訪問看護師さんが家に来た際にたわいもない話から心について話した際に訪問看護師さんから「今までよく耐えた、沢山苦労したのだね」と言われなんとも言えない気持ちになりました。
というのも私は人の世というのはそんなに甘いものではなく、人の数だけ皆様々な苦労があり、皆それとなく生きてると思い、そして私自身の苦労など今にも死にそうな人から比べたら大袈裟なものだと思うからです。

そして、人に苦を悟られてしまう程恥ずかしく情けないことは無いと思ってしまいなんとも言えない気持ちになりました。
自分の今までの辛さや苦労を自分自身が認め抱きしめて前を向けたらいいのですが中々それらができません。むず痒いのです。
どうしたら、胸を張って生きていけるでしょうか。
そして、どのような心持ちで過去も今も大切に生きていけるでしょうか。

2026年1月16日 5:10
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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

弱さや傷を人に晒せることこそが、人間の真の強さです。

ご自身の壮絶な過去と現在に向き合い、懸命に生きておられるご様子、文面からひしひしと伝わってまいりました。 「苦労を悟られるのは恥」と感じてしまうのは、あなたがこれまで「誰にも頼らず、強くあらねば」とご自身を律し、必死に戦ってこられた何よりの証拠です。その気高さは尊いものです。

しかし、仏教の視点では「苦しみ」に優劣はありません。「世の中にはもっと辛い人がいる」と、ご自身の痛みを卑下して比較する必要はないのです。あなたが感じた痛みは、あなただけの真実であり、誰に遠慮することなく「辛かった」と認めてよいものです。

看護師さんの言葉は、あなたを「弱者」として憐れんだのではありません。傷だらけになりながらも、決して命を投げ出さずに今日まで耐えてきたあなたの「いのちの重みと尊厳」に触れ、自然と溢れ出た敬意の念に他なりません。

「胸を張る」とは、過去を無理に美談にすることでも、これ以上強くなることでもありません。「傷ついたままの私で生きていてよいのだ」と、等身大の自分を許すことです。弱さや傷を人に晒せることこそが、人間の真の強さであり、深みでもあります。 今はまだ過去を抱きしめられなくても構いません。まずは「今、ここに生きている」と、ただ今日の自分を認めてあげてください。阿弥陀様があなたをそのままで包み込んでいるように、あなたもご自身に優しくあってください。


縁起寺 釋聴法

2026年1月16日 8:28
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有り難し
おきもち

真宗木辺派 縁起寺 衆徒 (僧侶/教師) 高等学校教師歴38年,理系,専門は電気工学・情報工学, 現在は真宗木辺派僧侶
お悩みの相談は全般的に対応します。(下記を参照して下さい) 相談時間は、月・木・金・土・日曜日は、8:00~20:00です。 火曜日と水曜日は18:00~20:00での対応となります。 翌日以降で、他の法務等がなければ、できるだけ迅速に対応させていただきます。 元高等学校教員ですので、将来の進路や転職に関する相談などにも対応いたします。 現在も非常勤講師を行っているため、少々対応にお時間をいただく場合もありますが、できるだけ早く対応できるように調整いたします。 ◆職場や学校での人間関係がうまくいかない ◆ストレスや不安で日々の生活に支障がある ◆無気力で、人生の目標を見出せない ◆卒業後の進路を決める事ができない ◆別れた交際相手の事を忘れる事ができない ◆家庭不和で毎日の生活が辛い ◆家族や大切な人を亡くして心の整理がつかない ◆何事も悪い方向に捉えてしまい、自己嫌悪に陥っている ◆ついつい他人に辛くあたってしまい、後悔を繰り返す ◆毎日充実した日々を送れるように、仏教の勉強がしたい など、上記はこれまでの相談の例(ハスノハ以外を含む)です。

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