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水子供養について

回答数回答 2
有り難し有り難し 13

私は長女ですが、最近家の母から私が生まれる前に流産した子がいるときかされました。私は浄土真宗東が菩提寺ですが、去年は真言宗のお寺に縁が深くありました。その子供は、供養したほうがよいでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

供養の意味が大事

ご相談拝読しました。

>その子供は、供養したほうがよいでしょうか?

この言葉の背後のあなたの思いがどういうものかが大きな問題です。

つまり、水子が祟ったり何か悪さをするのではないかとか、家や自分に悪い出来事が起きたのは水子のせいではないかともしも考えるとしたら、それを防ごうと水子供養をするのはいかがなものかなと感じます。

これまでずっと質問を繰り返してきて自分の在り方に向き合い始めたあなたですから、きっとそうではないと期待します。

水子も一つの命に変わりありません。その命が死後に迷うのではありません。そのように考える生きている人が迷っているのです。

だから供養しなくていいということではなく、供養の意味合いが大事なのです。

亡き命を偲び、思いを馳せる中で自分の迷いをあきらかにすることが大切な供養の意味合いです。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

ご家族の水子様もご供養を

初めまして、お早うございます。

お母さまが流産をされたお話を拝見させて頂きました。

ご家族の水子さまもご供養を行ってあげてください。流産や、何らかのご事情で中絶をされた”おいのち”です。心に刻まれた出来事をしっかりご供養いただき、水子さまも残されたご家族も笑顔に過ごせる事と思います。

わたしたちは、父母その父母・・と何代ものご先祖さまの想いや願いがこの身体に込められて、今この瞬間を活かされているのです。この世に生れて来れなかった水子さまが、蓮の台に乗ってしっかりと彼岸(あの世)に送り届け仕合せに過ごせますように・・私のお寺でも毎朝夕とお経をお唱え致しております。

月日が経過していても、水子さまのために、そしてご本人のためにご供養されることをおすすめしています。

戒名をつけることや、ご位牌をお寺の供養堂にご安置されているお寺さまもございます。インターネットでお近くのお寺様をご検索頂いてお問い合わせしてみてください。

水子さまに心から・・南無大師遍照金剛

合掌

あなたらしい人生の冒険旅行が仕合せに歩めますように。

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有り難し
おきもち

皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、悩みを相談し気軽に参拝出来る”心のよりどころ”であって欲しい・・・その願いを叶えさせて頂きました。仏縁を頂き真言宗の小さな手作りのお寺を開山させて頂き4ヶ月が過ぎました。妻を脳腫瘍で看取り、東日本大震災で彼女を失い、父を心筋梗塞で看取り、障がいのある長男と健常児の次男を育てる父子家庭の父、押し寄せるこれでもか!と来る障害。・・どうにかなるさ!と思考を変え、今日に至っております。一切衆生をお救いする事、それは経験させて頂いた出来事があるからこそ、その痛みがわかるからできるのことです。迷わず、負けずぶれず道一筋に、あなたの希望ある光輝く人生を楽しめますように。濃霧も時がたてば天晴の如く見通しが良くなるように人生の羅針盤となり皆様に寄り添い、慈悲の回向の光を届けさせて頂きます。 開かれたお寺と志を忘れないよう挑み続けます。合掌 礼拝

質問者からのお礼

朝から早くの回答をありがとうございました。とても、安心しました。ありがとうございます。

ありがとうございます。自分でよく考えた結果供養は私たちがそれを認めて現世で生きることと思いましたご回答くださった和尚さまがた感謝します

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