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中絶について

回答数回答 1
有り難し有り難し 25

不快な思いをされる方がいましたら申し訳ございません。

2人目妊娠中です。年子になります。病院にはまだ行っていませんがおそらく妊娠5週目になったところです。

上の子は今8ヶ月で、旦那と私は20代前半です。
旦那の給料15万、
保険や車など二人分の支払いをすると手元に残る生活費は3万ほどです。
借金があり、来年の5月に返済完了予定です。
貯金はそんなにありません。

結論から言うと、上の子がまだ小さい、今3人でも生活がカツカツすぎるのでこんな状況で産んでもやっていけない、と話がまとまって近々中絶する予定です。
産んであげられないことが本当に情けないです。

もう少し上の子が大きくなって保育園に入れて私も働けるようになって借金も返済して、今よりお金と気持ちに余裕ができたらまた赤ちゃんがほしいと思ってしまいます。自分勝手です。
私が一人っ子で寂しかったぶん娘にはきょうだいを増やしてあげたい気持ちがあります。
こんな生活状況でなんで子供なんか作ったんだ、中絶なんて選択は殺してるのと一緒だ、そう言われても当然だと思います。お腹の子に謝ることしかできません。最低です。無責任でした。
産んだら産んだでお金は何とかなるかもしれない、そんな考えが甘かったです。何度考えても現実的に厳しかったです。毎日毎日旦那と話し合い、仕事に行っている時はずっとこのことを1人で悶々と考えています。

当たり前ですがそんな安易な気持ちで中絶を選んだ訳ではありません。
産みたかった、でもお金が無くて不自由な思いをさせたくない、お金のことで喧嘩してイライラしてる姿をこどもに見せたくない、気持ちにも生活にももう少し余裕が欲しい。

旦那は、産んで欲しい気持ちは勿論ある、でももっと給料がいいところに転職も考えるから、夜バイトもするから、もう少し貯金して生活が楽になったら迎え入れよう、2人がまた子ども欲しいと思うまでは避妊もする(当たり前ですが)、もしもまた赤ちゃんを授かれたら今のお腹の子の分まで幸せにしてあげよう、とのことでした。
辛くて辛くてどうしようもありません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お腹のお子さまの分も仕合せに歩んでください

初めまして、今日は。

拝見させて頂きました。生活苦などによって大切な”おいのち”を中絶されることは身体でけではなく心までも傷つく出来事です。

命は、様々な願い、想いが込められています。何百年も続くご先祖様や父母、友人・・いっぱいの想いです。

この世には無駄な命など一切ござません。私たち一人ひとり生きる事には意味があります。誰かが必要とし・・誰かを必要として、この瞬間を生かされています。それぞれのご家庭などの経済状況でお子さまが生まれて追い詰めれれてしまう事が明確であったり、ご年齢などによってご家族と何度もご相談なされた上での結果、そうなったのでしたら・・・

身体の傷が癒されましたら、どうか水子様のご供養をしっかりとなされて頂きたいです。あなた自身の心の傷を癒すため、前を向いて歩むためにも水子様のご供養をなされて頂きたいです。

彼岸(あの世)に渡らせて頂き、仕合せに生まれ変わって来れる為にもです・・

お子さまの為にも、悲しみ一杯泣きましたら笑顔になってご家族で仕合せに歩んでください。笑顔でいることが此岸(この世)に残された私たちが出来るご供養です。お子さまがこんなの事をしたかっただろうな・・・と言う事をしてあげたり、想い出を一杯作って、いつか必ず私たちも彼岸の元に旅立ちます。その時に持って行ける一杯の心のアルバムを開いてお子さまと一緒に語り合ってください。

ご恩返しや徳を積むと言うことは、今生きている人生で出来る事を無理なく周りに返す事が恩返しだと思います。お子さまやご家族、あなたの為にも元気になったらぜひ、誰かの為に出来る何かをして上げてください。必ず小さな事でも大きくなって帰ってきます。

あなたらしく希望ある長い冒険旅行という人生を仕合せに歩めますように。

合掌

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有り難し
おきもち

永寛
皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、...
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質問者からのお礼

お忙しい中のご回答、心から感謝いたします。
返信が遅くなってしまい申し訳ございません。

私は自己肯定感が低く、周りの目を気にしてしまうところがあります。第1子を産む前までは死にたい、私なんかいなければ良かったんだ、と思うことが多々ありました。
女手一つで育て上げてくれた自分の母に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ですが自分が親になり、もしも自分の子どもが生まれて来なければよかったなんて思っていたら心底悲しいことです。
これは自分が親にならなければわからなかったことだと思います。

「この世に無駄な命はひとつもない」
「生きることには意味がある」
とても心に響きました。
今お腹にいる子もきっと意味があって私たち家族の元へやってきてくれたと思いました。
その大事な命を自分たちの生活のせいで絶たせてしまうことに罪悪感しかありません。
供養はもちろんするつもりです。
あの世に行ってしまっても我が子は寂しい思いをせずシアワセになれるのでしょうか。
私もいつかあの世に行けばあの子は待っていてくれるのでしょうか。
シアワセになって欲しい。そして見守っていて欲しい。そう思うのは自己中心的でしょうか。

私たち家族が今、この子を一生忘れずに前を向いて笑顔で、どんな困難があっても生きていかねばなりませんね。
誰かのためにできることを少しずつ、頑張っていこうと思います。

ありがたいお言葉を頂けてよかったです。

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