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母に会いたいです

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先月、病気療養中だった母を自宅で看取りました。
訪問看護や訪問診療 周りの方に支えられ最後まで自宅で過ごすことができ、母は「私は、幸せ者だ。ありがとう」と言ってくれました。

今は寂しくて仕方ありませんが、あの世があるならまた私の母になってもらえるように、笑顔で会ってもらえるように、今後一生懸命生きて天寿を全うしたら、私はまた母に会うことができますか?

誰もあの世を見た人はいません。わかってはいますが、お坊さんの きっとまた会えるよの言葉が欲しいです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まずは手を合わせてみてください。

ご自宅でお母さまを看取られたとのこと。あなたの真心とともにお母さまは旅立たれたのではないでしょうか。死後の世界はおっしゃる通り行ってきて見たことがある人がいるわけではありませんが、人間は亡くなったからといって無になるわけではないような気がします。目を閉じて、手を合わせてみると、在りし日のお母さまの姿が浮かび、声が聞こえてくることでしょう。お母さまの体はなくなってしまいましたが、あなたの中にお母さまはいて、あなたとお母さまは一緒になったとも思えませんか。私たちは生きていながら、知らず知らずのうちに仏さま、ご先祖と一体になっている瞬間があるということでしょう。そしてあなたもいつかはお父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、と一緒にご先祖、仏さまになります。そのときにお母さまとまたお会いになって、一体になれる、ということでしょう。合掌は右手が仏さま、左手が私たち、仏と衆生が一体になることを表しています。心を鎮めて手を合わせ、あなたが仏さまと一体になっているとき、あなたはいつでもお母さんとつながることができるとも言えるでしょう。

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夢で逢えたら。

既にある回答に重ねて回答させていただきます。

献身的な介護をされ、お母様を看取られて、まだ日が浅く、その悲しみ、寂しさ計り知れないところでございます。

これは仏教的なことではありませんが、実際にあった話です。

先日、ご法事の席で旦那様を亡くされた奥様、そして息子様(50代)との話で、夢に出てくるとのお言葉を頂戴いたしました。

正直、「あるんだな。」

と根拠はありませんが確信しました。

かくいう私も、時々、夢で亡き方にお目にかかることがあります。
身内の先祖をはじめ、自分の寺の檀信徒であったり。

そんな時、とても嬉しく思います。

エスチルドレンさまが、お母様にもう一度会いたいと願っていれば、きっと会えますよ。

「夢の中で。」 合掌

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こんにちは。 埼玉県秩父市のお寺で住職をさせて頂いております、野村圭秀と申します。 縁に随って生かされている、そんなことを感じている40代の僧侶です。 沢山の回答はできませんが、よろしくお願いします。 【プロフィールを見てくださった方へメッセージ。】  一期一縁、再び訪れることのない今<時間>や此処<場所>を生きていく、というコトを私は心掛けるようにしています。 どんなに辛く、悲しく、暗い所にいても、心を閉ざしていたとしても、あなたのすぐそばにはきっと、自分が気づいていない『誰か』や『何か』が支えてくれているはずです。 大丈夫、きっと大丈夫です。 自分を信じて生きていくことが必要な時代です。 ただ、自分だけでは不安になってしまうので、もう一つ支えてくれる何かを見つけられるといいと思います。 例えば、私の場合は『宗教的な生き方(実践)』であり、それは『仏教』や『禅』という思考や教えをベースとした生き方です。 難しい言葉ですが『自灯明、法灯明』という生き方かもしれません。  あなたの場合は何に支えられているでしょうか?  ご自身で考えてみる機会になれば幸いです。 自分で考えることで、自身が救われていきます。他人が示すことができる正解などはありません。 その答えが少しでも見出すことが出来たならば、次の一歩が、次に進むべき道が見えてくるのではないでしょうか。 合掌 【おぼうさんず💗ラブ 記事】 https://hasunoha.jp/article/mihotoke/52                        

質問者からのお礼

早々にご回答頂きありがとうございました。涙が止まりません。
そうですね。母と私は一緒になったのですね。尚更しっかりしなきゃです。

来月から介護職ではありますが、職場復帰します。
身をもって教えてくれた母を思いながら、今回の経験を心身共に誰かのために役立てることができたらいいなと思います。辛くなったら またここに来ます!ありがとうございました!

また会えると信じて、夜寝る前には「今夜は会いに来てね!」と祈りながら寝ることにします。そう考えながら寝るのも良いものですね。お坊さんの言葉には温かみがあり、心が救われます。ありがとうございました。

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