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子どもの名前に後悔

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有り難し有り難し 7

初めてになります。よろしくお願いいたします。
わが子の名前についてです。
名前と名付けの経緯はプロフィールに書いていますが、どうしても顔と名前がしっくりこず、名前を呼ぶたびに違和感を感じてしまいます。

子どもが生まれる予定の私の弟が、名付けの候補を口にしており、優しい響きがいいね、おおらかな感じがいいね、などとみんなで話しているのを聞き、余計にわが子の名前を気にするようになってしまいました。
私も本来は優しい名前が好きだったのに、なぜあんなにその文字に拘ってしまったのか...もっと候補を出しておけばよかった...

実際に生まれて顔を見たときに少し違和感を感じていたのに、私の頑固な性格もあり、根本的に考え直すことができませんでした。すぐ慣れると思っていました。
夫は私が気に入ってるならいいよ、と私の意見を優先してくれていました。
親族はいい名前だねとは言ってくれてはいないので、みんな何か違和感があったのかもしれません。(今もあまり名前を呼んでくれないようにも感じます...)
上の子の時は候補もいっぱい出してよく話し合い、大満足の名付けができたため、すぐに馴染んだのに。

今では、この子の雰囲気に合った名前をいくつか思いついてしまい、後悔の気持ちが大きくなり辛いです。
発音しづらく、真面目で少し冷たい印象を与えるような気がして、将来この子自身の印象にも影響するかもしれない、と悪いことばかり考えてしまいます。

大事な名付けという時に、しっかり向き合わなかったことへの後悔なのかもしれません。
この子が自分で選んできた名前なんだ!とか、いい意味だ!などと納得しようとするのですが、やはり今でもしっくりこずに、考えてしまいます。
そんな気持ちでわが子を見つめ、名前を呼んでいることにも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
どのように気持ちを持っていけばいいのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

本当に大切なもの

竹下文子さんの作品に絵本「なまえのないねこ」があります。
タイトルの通り、名前がない野良猫が自分に相応しい名前を求めて町中を歩き回るお話です。
詳しい内容は控えさせて頂きますが、
中々、自分にあった名前が見つからない野良猫は、最後の最後に名前が決まるんですね。
けれども、本当に大切なことは、自分の名前よりも、名前を呼んでくれる人が居ることだと気が付くんです。

大切な子どもにとっても、そうだと思いますよ。
名前の読み方や内容よりも、自分の名前を呼んでくれるお父さん、お母さんの存在が大切だと思います。
もっと自信をもって名前を呼んであげて下さい。

絵本の方も、とても心が温まる話で、絵の雰囲気も柔らかくて読みやすい本です。
もし良かったら手に取って読んでみて下さい。

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有り難し
おきもち

長崎県南端に位置する野母崎にあるお寺で若院(副住職)として勤めております。...
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質問者からのお礼

回答ありがとうございました。
紹介していただいた本を購入し、読みました。本当にその通りですね。今の自分の、恵まれた環境にも改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
完全にスッキリしたとはまだ言えませんが、たくさん名前を呼んで、愛情を伝えていこうと思いました。
本当にありがとうございました!

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