子供の名付けに後悔(2度目)
先月、待望の女の子を出産しました。
第一子の際、名付けの悩みから精神不安定になったこともあり、今回は名付けは主人に任せました。
しかし、主人が決めた名前に違和感があり名前を呼ぶことができずにいます。
任せると言ったものの、大切な我が子の名前をもっと一生懸命考えてあげるべきだったと毎日後悔しています。
・名前の響きが知人と同じ
・私が希望していた条件の、簡単に書ける漢字ではない(また、酷似する漢字があるため本人が苦労するのではないかという不安もある)
・今の時代に合わない響きである
・女の子らしい柔らかい雰囲気の名前が良かったのではないかと思ってしまう
第一子のときと同じような思いをするのが怖く、名付けを任せっきりにした自分が悪いですが、可愛い娘を目の前に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。
目の前の我が子は日に日に可愛さを増していきますが、名前を呼んであげられず涙が込み上げてきます。
人に名前を聞かれても、変な名前だと思われるのではないかと考えてしまい、、この先こんな気持ちのまま子育てをできるのか。
どのように乗り越えていけば良いかわからない不安ばかりです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
覚悟と責任を持った上で、後悔のない選択を
お子様の名前に関するお悩み、心中お察しいたします。名前は一生涯その人と共にあるものですから、このようなお気持ちになるのも無理はありません。
まず、自分の人生を後悔で満たすことは避けたいものです。そこで、一つの解決策として名前の変更を提案いたします。ただし、これは慎重に進める必要があります。
旦那様も一生懸命考えてくださったことでしょう。ですので、まずは旦那様とよく話し合うことが大切です。現在の気持ちや状況を丁寧に説明し、家庭の円満のためにも名前の変更が必要だと感じていることを伝えてください。
歴史的に見ても、名前の変更は珍しいことではありません。年齢や地位によって名前が変わることもあり、僧侶の世界でも出家の際に名前を変えることがあります。ですので、名前を変えること自体を極端に悪いことだとは考えないでください。
ただし、名前を変更する際には、それに伴う責任も忘れてはいけません。旦那様への配慮はもちろん、将来お子様が成長した時に名前について意見を持った場合、その気持ちをしっかりと尊重する覚悟も必要です。
また、両家のご両親など、関係する方々にも変更の理由をきちんと説明する責任があります。
このような覚悟と責任を持った上で、後悔のない選択をしていただければと思います。人生は一度きりです。ご自身の思いを大切にし、周囲の方々とよく相談しながら、最善の道を見つけていってください。
この状況が、より良い家族関係を築くきっかけとなることを願っております。
合掌
今の名前は今の名前だから
名前をつける、ということは責任が重いことですね。どのような名前にしてもある程度の後悔は皆さん、あるのではないでしょうか。
私は僧侶になる時に「僧名」(お坊さんとしての名前)を決める時に師とも相談を重ね、最終的に師がつけてくれた名前になりました。最初はしっくりこない感じもして悩んだ時期もありました。でも今は気にいっています。
お子さんの名前も縁あってご主人がつける役割を果たされたのですから、その名前はもうお子さんにあります。将来お子さんが「私の名前は嫌」のような意志を示されたら考えてもいいのでは、と思います。ちゃんと理由があれば名前の変更は可能です。だからあまり思い詰めないで下さい。今の名前に縁が続けばそのままでしょうし、縁が続かなければ自然に改名への流れになると思います。今は今の名前を大切にしっかり呼んであげて下さい。不安はさらに不安を呼びますから、繰り返し悩みすぎないようにちょっとストップを自分で自分にかけてあげて下さい。
毎日悩んできつかったでしょう。少しずつ重荷を降ろしていきましょうね。