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母の余命一年。これからどうすべきか。

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先日父方の祖母が亡くなりました。
100歳越えの大往生でした。できることはやったと思っているのであまり後悔もなく、悲しくて寂しくて泣いてしまうことはありますが、少しずつ元気を取り戻しています。
父はかなり嘆き悲しんでいましたが、私がずっと付き添って話を聞いて好きなだけ泣いてもらって、今は先の事を考えられるようになりました。

今回は母について教えて頂きたく思います。今回の葬儀で久しぶりに会ったのですが、抗がん剤の副作用が辛いらしくずっとトイレに通って吐いたり下したり。
気になって葬儀の後に会いに行きましたが、リビングに座ってTVを見る元気はあるものの辛そうでひどく痩せていました。
父からはガンが色んなところに転移しているので余命一年ほどだと聞きました。
祖母の供養もあり、母の看護もありで父も弱っています。

私は祖母に対してはあまり後悔がありませんが、母に対してはきっと一年後相当に後悔するのだろうと思うと怖くて仕方ありません。

しかし、私はどちらかというと父と仲が良くて母とはあまり関わらないできました。弟がおりますが、そちらは母寄りだと思います。
母が最期に傍にいてほしいのは弟だと思うので、私は父親のサポートをしつつ、つかず離れずで見守る方が良いと考えているのですが、それでいいのでしょうか。

頭の中が整理しきれていなくてすみません。
私は母の余命にどのように寄り添えばいいのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

いつも通りのあなたらしく、あなたのままで

初めまして、お早う御座います。

私も、大切な愛した愛しい妻やその後にご縁があった彼女の死、父や叔父などの多くを看取り、見送りました。言い表せない身を引き裂かれるほどの苦しみや辛さ、絶望を乗り越えて失った事よりも・・多くの気づきなどを得ることが出来ました。

命は様々に繋がっています。ご先祖様や父母の願いや想い、幾度と難儀をされてそれらを乗り越えて・・生きた証が私たちであり、私たちも一人ひとりが生きる意味を持ち、未来の懸け橋として受け継いできたものを引き渡す役目があるのです。

作り笑顔や作ったありがとうは・・届きません。どんなに下手でもそこに純粋な心があれば・・純粋な祈りが時空を超えて、ご先祖様や愛した人に届くように願いも思いも、気持ちもお相手に届きます。かつて、私も余命が幾ばくもなく・・どう妻と接したら良いのか?散々、悩み苦しみました。残された限りない日が僅かだったからこそ、自分らしくいつも通りに接し意識がなくなってもいつも通り、話しかけて過ごし看取りました。

何かを無理にするのではなく、寄り添う心や共感が大切です。話す言葉に丁寧に頷くそれだけで、私を受け止めてくれている・・・と思って心が穏やかになるのです。介護士時代に”無言の介護”という事を大学の先生から学びました。難しく考えず、何かを語ろうとせずにただ一緒にいるだけです。側に誰かが居てくれる・・それだけでも安心をするのです。

黙っていても、テーブルの前で考えているだけでも時は留まらずに過ぎ去ってしまいます。人生はたった一度、この瞬間も一度だけなのです。ちょっとの勇気で、人生と言う冒険旅行が変わるのです。後悔なく会いたい人に会って、話をして、一緒に過ごしてお互いの心の中にあるアルバムに想い出を刻んで欲しいです。

人生も、運命も、自分自身もいくらでも変えられます。そして、笑顔で心と寄り添って過去でもない、訪れていない出来事を考えて不安になるよりも、一度しかないこの瞬間を、あなたらしく過ごして見てください。

苦しいとき、辛いときはいつでもここに来てください。

あなたらしく人生という冒険旅行を仕合せに歩めますように、お祈り致しております。

合掌

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質問者からのお礼

お言葉頂きありがとうございます。
とても心に染みました。朝から何度も読み返しています。

作ったものは届かない、本当にそうですね。
母にも父にも他の人にも、私のできることをひとつずつやっていこうと決めました。祖母にもらったものを今度は人に返す番が来たのですね。

また辛くなった時にはご回答を読み返し、相談に来て頑張ろうと思います。

このサイトがあって良かったです。
ありがとうございました。

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