ひどいことを考えてしまった
新型コロナで世界中が大パニック
増え続ける感染者と死者…
私が住んでいる地域は比較的に感染リスクが低いので(今は)周りはみんな割と冷静です。
私達は今ほとんど無事…だけど海の向こうにはいつ命を落とすかも分からない、不安で不安で仕方ない人が数えきれないほどいる…
なのに、父から「政府がマスクを他の国に寄付した、少しでも役に立ちたいね」と聞いた時真っ先に浮かんだ考えは「我々国民は足りてるのか、他の国に寄付する余裕があるのか、そもそも普段は外交で孤立されてるのにこういう時だけ…」でした。
最低です。どう考えても今一番マスクを必要とするのは私達ではないのに。
人の命に国境なんてないのに。
自分の中でほんの一瞬でも「あげたくないかも」という感情が湧いたことをひどく情けなく感じます。
ただ他の国の死者の数を見て悲しいような、悔しいような、なぜこんなことになったのかという感情も本当です。
まとまりのない文章ですみません。
何かお言葉を頂ければ幸いです。
明日も学校なので寝ます。おやすみなさい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
とても大切な疑問です
こんにちは、初めまして。
お父さんとのやり取りで生まれた疑問、心の中で起きたことをお話してくださいました。なるほど、とても大切な問いだと思います。
私は、この度のウィルス禍で思ったことは、人と人との命がつながっているという実感です。お互いに感染させたり、させられたりする存在ということは、互いの存在が無縁ではないということの裏返しです。
今の社会は、他人であればあるほど人同士の距離が遠い世の中に思えます。何か人が困っているときに、助けたり声をかけたりするのではなく、まずスマホで撮影するなどということは最たるものです。自分のことだけを考えがちになって、人がどんな状況にあるのか思いを致さない。そんな世の中にいつの間にかなってしまいました。
その世の中にあって、お父さんの国境を越えて人を思うということはとても素敵なことです。その気持ちも分かるから、あなたは自分の心の中で葛藤するのでしょう。
私は、お父さんとあなたの両方の視点が必要だと思います。
仏教では、自利(自分の幸せ)と利他(他者の幸せ)が一体であると説かれます。どちらが欠けても幸せにならないのです。と同時に、そのバランス感覚もとても大切になってきます。
今のこの惨状は予断を許さない状況だと思います。その中で、他者や他国に援助しつつ、将来を見据えて自分の手元にも用意を怠らない。その同時進行を一方に偏らないバランス感覚で行っていくことが必要です。
大切なことを考えられたのですから、どうぞそのことを生かしつつ、これからも自分の心に生じた疑問を深めていってください。
ご参考になれば
今だからこそ
拝読させて頂きました。
社会や世界が騒然となっておりますね。
それぞれの国や地域で緊急の対応が求められる時でもあります。
このような状況の中だからこそ自分や周りの方々や様々国や地域の方々とのつながりについて見つめ直ししてみて、自分がどのように考えてどのように心がけていき、どのように行動していくことが望ましいのかを確認していくことが大切かと思います。
人の命は大切です、そのことをどのようにお互いに考えてどのように具体的に守っていくことができるのか私達一人一人冷静になって意見を出してみて再検討してみて、より効果的なことを着実に実行していくことです。
あなたが思うように人の心の中は様々なことが錯綜して自分とはどうなのか、どのような人間なのかも浮き彫りになってきます。良し悪しというより自分を冷静に見つめることもできますからね。
どうかこのような状況や時だからこそ落ち着いて考えて冷静に対応していきたいですね。
世界はあまた複雑につながりあっていますからこそ私達は共に助け合いながら生きていますからね。
あなたができることをしっかりと考えて冷静に行動なさって下さいね。
私達はいつもつながっていますからね。
質問者からのお礼
丁寧なお返事ありがとうございます。
バランス感覚も冷静でいることも大切ですね。
頭では理解していてもいざ行動に移そうとすると難しいです…
経験を積んで色々学んでいくしかないですね…本当にありがとうございました。