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何もしたくない、考えたくないです。

回答数回答 1
有り難し有り難し 11

閲覧ありがとうございます。
早速ですが、本題を失礼します。

先程、私の母親が余命宣告を受けました。
私は母親が大好きです。
人間、いつかは死ぬ日が来るとはわかっていましたが今回の宣告は1年程という急なものでした。

私は結婚はおろか、異性と付き合ったことすらなく、今でこそ仕事をしていますが、入っては辞め、ニートやフリーター、入っては辞めニート、みたいな人生です。
母の日や誕生日にプレゼントはしていましたが、それくらいしか親孝行らしいことをしたことがありません。
今にして思えば、もっと頑張って孫の顔を見せるなり、もっと楽をさせてあげられたら良かったのにと悔やむことしかできません。
そんなみっともない息子でしたが、どこまでも私を愛してくれていたことだけは感じていました。
だから私も母親が大好きです。

そんな母と、もうすぐで永遠の別れになるのかと思うともう耐えられません。
一緒に死にたいくらいです。

こんな時、どうしたら良いのでしょう。
私は今から何が出来るのでしょう。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

共感してみることです

こうた 様 相談ありがとうございます。

確かに、辛い。余命を宣告されると本当に辛い。
それが愛するお母様ならなおさらだ。

お母様は、余命の宣告をご存知ですか?
もし、お母様がご自分の余命を医者から伝えられてご存知なら、まずはその辛さを共感してみることです。あなたも辛いでしょうしお母様も辛い。
共感とは、共感的に理解することです。お母様の辛さ苦しさを理解しようと努めることです。
あなたがお母様に代わることはできませんが、理解しようとする態度で接せすることで、二人の柔らかな時間が流れるでしょう。愛情や思いやりを持った時間が流れるでしょう。
そして、あなたは、お母様の期待に応えられなかったようなことを、悔いて自分を責めないでください。あなたにはあなたなりのお母様に対する役割があるはずです。期待応えるという事ではなく、あなたの個性をいかした、優しさ、暖かさ、思いやり、愛情をお母様に注いでいくという事が有るはずです。回りと比較せずあなたなりの事です。きっとできると思います。お母様思いのあなたですから。

それから、永遠の別れと思わないでください。あなたの心の中に残りますし、仏様の世界で再開があるでしょう。
どうぞ、一日一日を、目の前の事を、精一杯にあなたなりに思いやりや愛情を注いでください。泣いても笑顔でもいいのです。自分なりのお母様への行動です。
参考までに
一礼。

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