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大好きな祖母

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今年の冬に大好きな祖母が亡くなりました。

私は、両親が共働きだったので幼い頃から祖父母宅に預けられる事が多くありました。祖父母共に可愛がってくれましたが、特に祖母は、初孫の私を可愛がってくれました。そんなに祖母のことを私も大好きで、祖母と散歩することや、膝の上で寝ること、祖母と会話することも大好きでした。

小学生までほぼ毎日のように祖母に会っていた私は、とても我儘になっていました。物を買ってもらう、車で迎えに来てもらう、欲しい物はねだる、を繰り返していました。また、祖母を独り占めしたくて泣きながら怒って困らせたこともあります。これらを直そうともしませんでした。

祖母が亡くなる数日前に父から連絡があり、祖母に会いに行きました。インフル感染予防で会えないはずの祖母に会えると言われ、私はすごく嬉しくウキウキしながら帰省しました。それから数日して亡くなりました。私が看取りました。祖母の呼吸が止まった瞬間を今でも思い出します。

祖母がなくなった後に、どれだけ私を大切にしてくれていたかを改めて知りました。母は祖母が「(私の名前)ちゃん元気?」と認知症発覚後も私を気にかけてくれていた事、父は「私が産まれたことが祖母にできた親孝行」と言っていました。他にもたくさん話を聞いて、祖母が私をすごく大切にしてくれていたことを改めて知りましたが、私は祖母に何も返せていません。

祖母に会いたいです。私も連れて行って欲しかったです。大好きな祖母がいない今を生きることは辛いです。

祖母が亡くなってから、私のような孫じゃなくてもっと可愛くて祖母思いの優しい孫だったら、祖母も嬉しかったんじゃないかな、とずっと考えてしまいます。

祖母には最低な私を忘れて幸せになって欲しいという思いと、今度は私を忘れないでいて欲しいという思いがあり、やっぱり私は自分勝手だと思うことを繰り返して泣いています。

私が悩んだり、祖母を思い出して泣くことは祖母の成仏を妨げているのでしょうか。今、私が祖母の幸せのためにできることは何があるのでしょうか。
なんで私が生きていて、祖母が亡くなったのか分かりません。私は生きていてもいいのでしょうか。

私の心境をそのまま書いてしまったため、文章が纏まっていなくて、読みにくいかもしれません。すみません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

生きた証として受け継いで下さい

拝読させて頂きました。
お祖母様を心よりご供養申し上げます。南無阿弥陀仏なむあみだぶつ

お祖母様はあなたとこの世で出会いあなたをおそらく目の中に入れてもいたくない程に愛し可愛がり育まれことでしょう、それら全てのことがあなたにとってもお祖母様にとってもかけがえのないものです。
お祖母様は仏様に救われてご先祖様や親しい方々に迎えられてこころから安心なさいます。そしてこれからもどんな時もあなたを片時も忘れることなく見守り続けて下さいます。これからもあなたのそばに寄り添い支えて励ましなぐさめ育てて下さいます。
どうか自信をもって下さいね!あなたは素晴らしいお祖母様から愛情もって育てられたかけがえのない方です。そのご恩に報いてあなたの人生を一生懸命に生きて下さい。辛い時悲しい時さみしい時はお祖母様を思い手を合わせてあなたの思いをそのままお祖母様にお伝えなさって下さい!あなたの思い全てをお祖母様は必ず受けとめ優しくなぐさめて下さます。そしてあなたを明日へと導いて下さいます。
あなたが生きることが、あなたが幸せになることが、あなたが健やかに成長していくことがお祖母様の生きた証です、喜びです楽しみです、そして何よりの孝行です。
あなたとお祖母様とのご縁は永遠です、決して切れることはありません。
いつかあなたもあなたがお祖母様から受けた愛情やご恩を誰かに与える時が来るでしょう、その時は素直な気持ちあなたのできる限りで与えて育んで下さいね。その様に伝えていくことがお祖母様の証となって脈々と伝わっていくのです。
あなたがこれからも健やかに成長なさり心から豊かに皆さんと仲良く幸せに生き抜いていかれます様にと心からお祖母様やご先祖様にお祈りさせて頂きます。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。

まだ、祖母がいないということを完全に受け入れることが出来ていませんが、永遠の別れではないこと、私から見えないだけでいつでも傍にいてくれることに安心しました。

私が生きていくことが祖母の生きた証にあることを信じて、これからの人生を精一杯生きようと思います。そして、大好きな祖母が私にくれたたくさんの愛情や恩などを他の人に与え、祖母の生きた証を伝えていこうと思います。

本当にありがとうございました。

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