祖父母を悲しませ幸福を選び後悔しています
自分の幸せを選び、母方の祖父母を悲しませてしまいました。
私の選択は正しかったんでしょうか。
また、この後悔をすこしでもやわらげるにはどうしたら良いでしょうか。
私は母方の祖父母の養子縁組になり、家を継ぐ予定でした。
しかし、学生時代に留学先で知り合った外国の方とお付き合いを始め、その人と結婚するために日本を去ることを選びました。
そのことを告げた時の祖父母のことを思い出す度、自分の選択は正しかったのかといつも後悔します。
本来であれば、母方の家は叔父が継ぐ予定でしたが、叔父は19の時に事故に遭い若くしてこの世を去りました。
当時私はとても幼かったのですが、その時の家族の悲しみや、その後も寂しそうにしている祖父母が忘れられませんでした。
2人のことを放って置けず、よく意味もわからないまま小学生になった頃から祖父母を安心させたくて、私が家を継ぐから安心してと言い出しました。
祖父母はとても喜んでくれ、私のことも大切にしてくれました。
しかし歳を重ねるにつれ、田舎で生涯を過ごすことや自分の人生に制限がかかることが、本当に自分の幸せなのかと疑問を抱くようになりました。
そして、そんな中今のパートナーと出会い、日本を離れることになり、家を継ぐこともできないと祖父母に言わざるを得なくなりました。
最初は少し反対していましたが、私の人生だから仕方ないと納得してくれました。
しかし、2人の悲しそうな顔を忘れることができません。
私が日本を出る前には、祖母が「幸福になるのよ。」という手紙と共に身代わりの御守りも送ってくれました。
誰かを悲しませてまで自分の幸福を選んだこの選択は、正しかったのでしょうか。
どうすればこの罪悪感や後悔とうまく折り合いをつけられますか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたはあなたの人生
とほほ 様 相談ありがとうございます。
あなたは悪くないし、自分を責める必要はないと思います。
あなたはあなたの人生、誰にも代わることが出来ません。
祖父母様は、確かに淋しく思ったかもしれません。
でも、あなたに伝えたように、あなたの幸せを心から祈っていると思います。
ですから、あなたがあなたの人生を歩み、幸せになることが
祖父母様の幸せです。
私はそう思います。
正しいとか正しくないとかの判断ではなく、自分の人生を歩むことで自分の人生に責任を持つという気持ちで、祖父母様を大切に思ってください。
また、後悔とか罪悪感に苛まれそうなときは、あなたの中にある、優しさや思いやりを自分に向けて、温かで寛容で穏やかな気持ちになるように心がけてください。
それから、祖父母様に、思いやりの心を届けるつもりで、祖父母様そしてご家族の幸せを祈るようにしましょう。
思いやりと祈る心が必ず届くでしょう。
私はそう思います。
どうしてもつらい気持ちが続くときは遠慮なくご相談ください。
合掌礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。
家族と離れて暮らすと、寂しさも出るものです。でも、焦らずに自分の道を歩んでください。応援しております。辛い気持ちの時はどうぞ吐き出しに来てください。この度のご縁に感謝申し上げます。再礼
質問者からのお礼
釋 孝修様
ご回答いただきありがとうございます。
お礼が遅くなり申し訳ございません。
わたしはわたしの人生、誰にも代わることが出来ない。
本当にその通りですね。
一度決めてしまったこと、そして祖父母もわたしの幸せを祈ってくれたのだから、自分自身を幸せにするよう人生を送っていきます。
「自分の人生を歩むことで自分の人生に責任を持つ」この観点が欠けていました。
自分の決断に責任を持ち、家族の幸せを祈りたいと思います。
そして家族が私の幸せのために尽くしてきてくれたように、泣いてる暇があるなら家族の幸せのために行動してみようと思います。
改めましてこの度は優しいお言葉をいただきありがとうございました。