勉強熱心な妹を見ていると息苦しい。
26歳社会人女性です。
私には11歳の離れた妹がおります。仲は基本的にはよく、ふざけあったり、スキンシップしたりもしょっちゅうです。
しかし性格は真反対。不真面目で我が強くふらふらしていた私と違い、努力家で苦手な勉強に毎日励みいい大学へ行きたい!と頑張っています。
私も就職活動をして何とか大企業の正社員に滑り込み、不真面目な学生時代を乗り越えたつもりでいました。
それなのに、妹の頑張る姿を素直に応援できません。どうしても自分がサボってしまってやれなかったことを後悔して、乗り越えたはずの過去がサッと胸中をよぎり息が苦しくなります。
勉強している彼女の活動音が聞こえると後悔で胸が苦しくなり、気が気ではいられなくなるのです。
このコンプレックスを払拭すべく、学生時代の参考書を引っ張り出し勉強を始めました。勉強をマスターすれば、心の余裕が出る!と思ったからです。
しかしサラリーマンの身ですから、今さら高校生くらいの時の勉強をしたところであまり役に立ちません。まわりからは資格の勉強をしたら?などと言われます。
一人暮らしをして物理的に距離をとるのも手かなと思っています。
自分自身に原因があるのは間違いありません。これまで自分はわりと前向きでおおらかなつもりでいたのに、こんな小さな人間だったなんて…と思います。
親戚にコンプレックスのかたまりみたいな人がいて、いつも偉そうに振る舞い他人を攻撃しています。それを見ているとあんなふうになるのは本当に本当に避けたいです。
世代があまりにも離れている姉妹なのでとにかく可愛がる必要があり、こんな気持ちは見せられません。
情けなくて親にも言えません。勉強しなかったのが悪いんじゃない、と言われるのは目に見えています。
どうしたらこのコンプレックスを消しすっきりと前を向いて進めるでしょうか。前、というか目標が明確にないのがよくないのでしょうか。
いい大人がこんな小さな悩みなんですが、ご回答を頂けたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
そんな時は、自分の得意技をマスターしよう。
11歳の年下の妹さんが一生懸命に努力している姿をみて、ならば私も・・・。
まず、比較すること自体に無理があると思ってください。
あめふりさんは、それなりに努力して、今や大企業の正社員として働いているのです。それはそれで立派に認めらえることです。
そのような立場にいながら、妹さんの行動、努力に対して、暗黙の内に常に意識している、自分の同じ頃と比較しているのだと思います。
その差は自分が一番わかっているので苦しいのかもしれませんが、あくまで妹さんは妹さんの人生です。又、あめふりさんは、あめふりさんの人生であることを大前提にしてください。
どこまでいっても姉と妹です。その関係は変わらないのです。そして、あめふりさんが、このように悩んでいることも誰も知りませんし、又、知ってもなんら変わらないでしょう。あとは、あめふりさんさえ、少し意識を変えるだけで収まることです。
たとえそれが双子であっても、それぞれの人生です。みんなそれぞれに人生、生き方が違う、比較する必要は全くない。もちろん、善き習慣は真似をすればいいふだけです。
でも、どうしても、というなら、あめふりさんの得意なことに挑戦してください。
挑戦しつづければ、妹さんに対する感情は変わるでしょう。
質問者からのお礼
鈴木さま、早速のお返事誠にありがとうございます。
挑戦する、というのはとてもいいと思いました。確かに仕事もまあまあ慣れてなんとなく落ち着いてしまって……何か一生懸命になった経験がここ1、2年ありません。
社会人になると、待っていても人生の関門って来ないんだなと鈴木さまの回答を読んで、思いました。学生のときは黙ってても就活がやってきましたから、一念発起しましたが、今は自分から何かしないと毎日おんなじような仕事の連続で……。
挑戦、挑む、つまりここから変えるぞ!と思う関門を自分でつくります。
そして大好きな家族とは穏やかな気持ちで接したいです。
最後に、こんな質問に回答頂き、誠にありがとうございます。
こうして打ち明けたことで落ち着いています。ありがとうございました。