夫を信じられなくなりました
結婚28年ほど経ちます。子どもは成人し、自立しています。仲が良く、ボケツッコミみたいな何でも言い合える夫婦だと思っていました。夫も愛妻家だと会社でも言っているようでした(これは会社の人からの情報でも聞いてますし、夫も私に言っていました)。
でも、去年二人で飲んでいる時何かの話の流れで突然「やっぱり性格が合わないから別れよう。もしくは別居。愛情は今はもう無くなった」と言い出しました。
私はビックリしてしまい、何が起きているのかわかりませんでした。
「仲良しだったじゃん、何で?」と聞いても「お前もずっと俺の天邪鬼な性格を我慢してるって言ってただろう?俺もいろいろ我慢してきた」と言うのです。「愛妻家じゃなかったの?」と聞くと「うーん、それはそうなりたいと思っていただけ」と。
確かに夫の天邪鬼っぷりにはうんざりする所もありましたが、それを上手くツッコミのように冗談にして明るく指摘すると言う流れに変え、工夫してやってきました。
私も言い過ぎることもあったとは思います。逆に夫も私には偉そうに話すけれど、外ではいい人を演じているようでした。
昔から、割と簡単に嘘をつくことがあったり、自己中、俺様的なところもあります。でも、それを(良くないと言うことを)分からせるためにきつめのツッコミを入れたことはよくありました。そう言ったことがプライドを傷つけていたかもしれません。それと「お前は俺を認めてないだろ」と。
とても苦しく、その日は眠れなかったのですが、翌日になると「やっぱり昨日言ったことは無し」と言うのです。
私は泣き明かしたのに…。
とにかく私は「嫌な思いさせてたならごめんね」と謝りました。
その後夫は、また優しい夫に戻り、私に合わせてくれています。
でも、もうあの日以来突然の別離宣言がまた起きるのではないかとトラウマになってしまい、楽しく話してても心から楽しめなくなってしまいました。それに、翌日に撤回するのにそんな大きな話(離婚話)をする気が知れません。まるで騙されていたかのよう。夫の裏の顔を知ることとなり、人としての嫌悪感も多少起きています。
最近は、夫は優しいことが多い中でも、たまにちょっとした言葉にイラッとする顔をするようになりました。
私も腫れ物に触るような感覚になってしまいました。これから、どのように対処していけばいいのか分からなくなりました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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違いを認め合い、受け止めること
なるこゆりのはさん、こんにちは。
些細なことも積もり積もってということがよくありますね。
親しき仲にも礼儀ありと言われることもあります。
お二人の関係性をどこまで把握できているか、自信はありませんが、わかる範囲でお答えさせていただきます。
ご質問内容から類推するに、ご主人は溜め込んだものをついに止められなくて、噴出してしまったように見受けられます。なぜ一夜にして前言を撤回するようなことを、しかもそこまで大きなことをおっしゃられたのか。そこにはそれ相応の理由が必ずあります。
特にご主人の「認めてない」発言には長年の鬱憤が凝縮されているように思います。要は認めてほしいということでしょう。
日常の些細な発言から、大きな決断まで様々なことがあると思いますが、頭から否定的に話したりしていませんでしょうか?ボケとツッコミとおっしゃっていますが、本当にご主人はボケとして、その発言をなされたのでしょうか?そうでなければ、はた目から見ればツッコミでも、ご主人からすれば、ただ単に発言を馬鹿にされたと受け取ってしまうこともあったのではないでしょうか?
おっしゃる通り、不満など言いたいことがあるのはお互い様ですし、認めてほしいのもお互い様です。ちょうど仕切り直すいい機会かもしれません。一度、言いたいことをすべて言ってもらってはいかがでしょうか。ただし、否定しない、反論しないがマナーです。
どういった狙いや真意があろうとも、相手が感じていることが現実に起こっていることだと、まずは肯定的に受け止めたのちに、この先何をどうすることが、望ましいことなのか、お聞きするのがよいでしょう。その話を受けて、一晩以上考えた後に、なるこゆりのはさんの思いをお伝えするのがよいでしょう。
大切なことは相手は否定、批判などの攻撃対象ではなく、違いを認め合い、受け止めあった上で、支え合える関係を築くパートナーであるという認識でしょう。
見当違いなことを申し上げているかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。あと、もし、ご主人という呼び方が気に障ったなら、ごめんなさい。
質問者からのお礼
お忙しい中、丁寧なご回答ありがとうございます。ずっと誰にも相談出来ず苦しかったです。恐いですが、機会を見て話をしてみたいと思います。それと「認める」…夫もいつも私をけなす人なので、お互い様と、すっかりそういうことは忘れていたかもしれません。照れくさいですが、これからはもっと言葉で表して行こうと思います。仕切り直し…のお言葉、ハッとさせられました。私はきっと調子に乗り過ぎたんです。もっと丁寧に生きようと思います。相談してみて良かったです。ありがとうございました。