夫を信じるべきか
夫が十数年前起業しました。当初事業内容はよく理解出来ていませんでしたが、細部まで考える夫のこと、婚前から起業したいことを聞いていたこともあり応援しようと決めました。
事業は将来性があると認められ、借入をして営んで参りましたが一向に軌道に乗らず、何とか自己資金を補填しつつやってきましたが、そろそろ限界です。借金の返済猶予をいただける期間ももう長くありません。
幸い従業員は他にいないので、途中何度か取り返しのつかなくなる前に事業を整理した方が良いのではと提案しましたが、大丈夫という言葉と、夫の不機嫌を増長させたくないという私の怠惰から、結局今に至っております。
夫は子供の教育資金や義実家の財産にも手をつけることも辞さない勢いです。それは私には耐えられません。事業を辞めて外ではたらきたいのですが、私は「経理は家族がやるものだ」と夫から言われ創業時から経理を担当、その後、実業務も担当することになり、今抜けると会社の本業が成り立ちません。
真面目で熱意のある夫には夢を叶えてもらいたいと思うのですが、借金を返す目処も立たず、将来も全く見えず、会社を抜けて支えることもできず...毎朝目が覚めるとしんでしまいたいと朝一番に思います。子どもの行く末を考えると死ぬこともできず、八方塞がりです。それでも夫を信じてついて行くべきでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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信じてついて行く、というのは我慢することではないはずです
ご相談拝読致しました。
率直に「あぶないな」と思いましたのは、お金の線引のところです。会社のお金、家計のお金、お子さんの将来のお金、義実家のお金、その間にある線引がご主人のなかでぼやけてしまっているような気が致しました。そこのところ、まこもさんがビシッと“経理責任者”として(“妻”としてではなく)進言なさるべきかと思います。
なにより、どこまでが会社のお金なのか、すなわちどこまでが事業継続の限界点なのか(あと〇〇円までは頑張る)をおふたりで話し合って決めておく必要があるのではないでしょうか(本来ならば「自己資金」がその限界点だとは思いますが)。明確にあと〇〇円までは頑張ると決めて、それでも収支が不足するようなら一旦事業は整理され、ご夫婦それぞれの確実な収入を確保する。そのうえで余力が出来たなら、再挑戦もあるかもしれません。
「真面目で熱意のある夫には夢を叶えてもらいたい…」という、まこもさんご自身のお気持ちを御主人にお伝えしたうえで話し合うべきことを話し合い、決めるておくべきことを決められてはいかがでしょうか。
いずれにしましても、必ず“道”は開けます。いのちともいうこの道は、生きている限り閉じることはございません。どうか、悲観的な想像(妄想)にお心を奪われることなく、ご自身の理性と知性、それから感性とをしっかり働かせて、たくましく前向きに乗り越えていってくださいませ。
(それから眠る前には、どんなに些細な事でもいいのでその日一日の良かった出来事や嬉しかったことなどを思い出し、手を合わせて、自然な深呼吸をなさってみてくださいね(^^))
そわか合掌
無いものは払えないですよね
お金のご苦労、お察しします。
私も経験しました。
共同経営者であった社会人時代に、返済や給与支払い当日朝、ハッと目覚めたり、命(保険)と引き換えに、、などいけない考えもよぎりました。あの時の踏ん張り、切り替えがあって、免疫がつきました。
真面目に考え、考え、考え、、
考え過ぎるのは 無駄 です。
返済しろという相手はお仕事で立場上言っているだけで、傷を広げないやり方で相談なさってください。
平穏な暮らし、お子様の学費や教育環境を守りつつ、無いものは無い。開き直りも大切です。
ご主人様には、事業とは別に、生活には毎月これだけ必要。それを補う為に外貨を稼がなくてはいけない。と数字で示して、いったん外のお仕事をなさることが緊急避難だと思います。
こんなに信じてもらえているご主人様へ
「大切なご家族からの切実な声に耳を傾けなくては」
合掌
質問者からのお礼
剛士様:
ご回答をありがとうございました。
朝目覚めてどうしようもない不安な気持ちでいっぱいだったところ、剛士様にすぐに回答いただけて、涙しながら拝読しました。夫と話すと、機嫌が悪くなり、強く責められた気持ちになります。それがまた耐え難いのですが、勇気を振り絞って話し合ってみたいと思います
ありがとうございました。
文章様
ご回答をありがとうございました。もう何年もこのような不安を抱えております。やはりこの状況を危険とお感じになられますよね。夫は成功(事業が安定)への投資と言いますが、このままでは会社と個人の生活が共倒れになりそうです。わたしが感じている限度はもうとっくに過ぎているのですが、毎回もうすぐだと言われ、私も可能性を否定するまでに至らずこのような状況です。
悲嘆に暮れる毎日ですが必ず道は開けるというお言葉に勇気を頂きました。ありがとうございました。