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妻の不倫が原因でDVをしてしまいました。

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付き合って4年、婿として結婚して6年目になります。子供が二人(3歳、5歳)おり、妻の両親と同居しています。

妻が結婚前から1人、結婚後に7、8人と不倫・浮気を繰り返していたことが先日発覚しました。
結婚前の1人とは約5年、その後もう1人とついこの間まで約2年。この二人が本命でその他は2、3年の体の関係を続けて取り替えるといった具合です。

そんな中、私は不倫・浮気の事はわからずに3人目がほしいと言っており、妻も同意の上求めあっていました。
ですが、いざ妊娠が発覚すると3人目は育てられないから産めないと言われ2回中絶をしました(2回目はもう大丈夫と同意のもとでしたが…。)。
あとから分かったことですが、誰の子かわからないために中絶したとのことです。実のところ私の知らないところでもう一回中絶していました。
さらに子供二人を妊娠中に結婚前から関係がある男の人と体の関係があったとも聞き、許せません。下手をすると二人の子供が私の子供かも分かりません。

そんなことが発覚し妻を許せず、妻に二度程DVをしてしまい警察のお世話になりました。ですが、妻がやり直したいと2回とも被害届を提出せずに事なきを得ています。

妻に裏切られたものの抱きついたり、添い寝をすると乱れた心が安定したり、改めて信頼できるかも…。
といった具合でやり直したいと思っていますが気持ちの整理ができません。頭では許さなければならない分かっていても、心が許さないといった具合です。

今は警察の監視のもと私1人で別居の形をとっています。しばらくは時間を置き、心の整理をしろとのことですが、整理できずに自分自身やり直したいのか離婚したいのかさえわからない時もあります。子供とも会えずに泣きわめいてしまうときもあります。なんなら死んだ方が考えなくて楽だと言う感情さえ芽生えます。
こんな相談で申し訳ないのですが、どういった心の持ちようで考えていけば良いのかご助言頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

原因と方向性のすれ違い

初めまして、こんにちは。
奥さんとの関係のことでお悩みですね。

ご夫婦のことは、第三者には分かりにくいところがあるので、あくまで今後のヒントに成ればと思って私の感想を書きます。

まず、お話の前提として、私は不倫を肯定しませんし、DVも肯定しません。お二人共に原因があるとは思います。ただ、私には奥さんとあなたの問題の原因と方向性が根本的に違うと感じています。

奥さんは、「結婚して6年目」にして「結婚前から1人、結婚後に7、8人と不倫・浮気」している、ということは、ほぼ結婚生活すべての期間で不倫をしていることになります。これは、若気の至りというには、あまりにも限度を越えている感があります。

「下手をすると二人の子供が私の子供か」を疑わざるを得ない状況にあり、あなたが「3人目がほしい」と切望したにもかかわらず、中絶しているようです。その中絶の動機も、奥さん自身の日頃の行いがそうさせたとも言えるものです。

これは推測になりますが、奥さんにとって必要なのは、自分の寂しさを埋めてくれる誰か、自分を女性として強く欲してくれる誰か、だけなのではないでしょうか。その時々の充足感があればそれで良い、ということの繰り返しのように思えます。

寂しさを埋めて欲しい(原因)と、それを誰かに充足させてもらう(方向性)ということです。

一方、あなたは愛する対象として奥さんを見ているのでは、と思います。
「抱きついたり、添い寝をすると乱れた心が安定したり、改めて信頼できるかも」「やり直したい」と、あくまで「信頼」しあう夫婦として再起を願っておられます。3人目さんを欲した時も、不倫を知らない所で望まれたのですよね。きっと、子沢山の温かい家庭を目指されたのでしょう。夫として当然の願いとも言えます。

しかし、あなたは奥さんとの決定的な違いを、無理矢理に従わせようとして手を上げられてしまった。これは、

信頼と愛情のある夫婦でないという(原因)に対して、無理に修正させようとする(方向性)という解決方法です。

奥さんとあなたの原因と方向性の違いは伝わったでしょうか。

力に依らず、この差をご自身の愛情と言葉で埋めようと、今後も努力されていくのか。

それとも、再び力づくの行為を未然に防ぐためにも、見切ってしまうべきか。

どうぞ現実的な所でお考え頂ければ良いと感じました。

ご参考まで

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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
考えてみると原因と方向性の違いからお互いが被害者意識で、歩み寄ろうとしていないと思いました。婚姻継続か、離婚かはお互いの歩み寄りにかかっているのかなと思います。まずは自身が歩み寄れるかを考え、妻とも話し合い、今後の方針を決められればと思います。

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