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自分も大切な人も苦しいです

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有り難し有り難し 6

気持ちの整理がついてるようでついてなく、またどう対応してらよいか悩み苦しんでいます。
大切な彼とは互いに傷ついた過去の出来事のあとに出会い、私自身も救われ、惹かれていきました。
私から好意は伝え続け彼は曖昧な返答ばかりでしたが、どこか絆もあり、私自身交際などという結果を急ぐこともなく毎日過ごしていました。
一変したのは突然のことで、彼から『交際や結婚という将来の約束ができないことに気付いてしまった』と言われました。
理由として、実は彼は僧侶(宗派はわかりませんが初めから知っていました)なのですが、
『私の母1人が某学会であること』
『乗り越える自分の覚悟、心の深さと弱さ、こんなことに躓いている自分が駄目』
だとあげていました。
私が4歳のとき父は自殺をしており、母は苦しい中でそれに出会い、その後再婚し私と姓は違いますが相手にも家族にも強要をしてません。両祖父母、相手方の家は浄土真宗です。
『初めから知ってはいたけど友達で終わるなら良いだろうと思っていた。けど毎日が心地良くて甘えて、会ってからまた惹かれてずっと葛藤していた。自分では幸せにしてあげられない。』
自分自身を語ることが少ない彼が自分と同じ気持ちでいてくれたこと、そして複雑な家庭環境や苦しい過去もあるなか彼1人にたくさん抱え込ませていたこと、しかし母の気持ちもわかる自分...色んなやるせなさに涙が止まらず、母とも数日顔を合わせることができませんでした。
そして私が想いの諦めの準備をはじめる中、彼から『孤独だ』『生き甲斐がわからない』『目が覚めたら生きていてつらい』『迷惑をかけてごめん』『死にたい』と連絡がくるようになりました。
僧侶とはいえ1人の人間だと思いますので、私は『吐き出してくれてありがとう。いつでもいるよ、大丈夫』などと伝えてはいました。
それでもここ最近多く『死にたい』と言う彼が父と重なりとても心配しています。

経緯が長くなってしまって大変申し訳ないのですが、相談というのは、
『死にたがる彼に他なんと言葉をかけたらよいのか』
『私たちは互いに側にいないほうがよいのか、もう異性としての気持ちは完全に無くしたほうが良いのか』
ということです。
正直、私そして世間一般にも中々理解が少ない特殊なお仕事であると思います。
それ故に理解がある皆様からのお言葉、考えをお聞かせ願えますでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの立場を明確に

こんにちは、初めまして。

お辛い胸中が伝わってきます。
お悩みでしょう。

文末に2つのご質問が挙げられています。
まずは、後者の質問から答えます。
なぜなら、彼氏さんに『なんと言葉をかけたらよいのか』という問題は、友達としてなのか、彼女或いは将来を添い遂げる人としてを見据えてなのか、立場が違えばその内容も変わらざるを得ないと考えるからです。

・『私たちは互いに側にいないほうがよいのか、もう異性としての気持ちは完全に無くしたほうが良いのか』

彼氏さんは、あなたとの関係を曖昧にしながら、突如「一変」して「交際や結婚という将来の約束ができないこと」をあなたに告げられたようですね。その理由の一つに「某学会」であることを上げられています。

その彼氏さんが如何なる宗派の僧侶かは分かりませんが、あなた自身ではなく、あなたのお母さんの信仰を取り上げていることに違和感を感じます。あなたのお母さんは、その信仰を大切にしているのでしょう。辛い時に支えてくれたと感謝しているのでしょう。その信仰を結婚の障害に挙げるということは、あなたのお母さんを否定していることと同じです。お母さんを否定している人と、幸せになれるでしょうか。

また、その彼氏さんにも悩みはあるのでしょうが、交際さえもはっきりしないようでは、結婚への道のりも長くなりそうです。あなたが、それでも良いと思えるのなら別ですが。

・『死にたがる彼に他なんと言葉をかけたらよいのか』
これは、上記のことを踏まえてあなたがどの立場を取るかによります。

友達としてなら、その時々で相談に乗って適度に悩みを吐き出させつつ、元気を出してという励ましになるでしょう。

恋人(或いは結婚前提)なら、とことん話を聞いて、どんな時でも私が側にいるよ、ずっと一緒だから安心して、という言葉掛けが何よりの励みになるでしょう。

友達とはいえど、ある面では他人である言葉掛けと、恋人それ以上の身内としての一心同体になる気持ちでの言葉掛けは自ずと違うものになるでしょう。

あなたの今後のご参考になれば。

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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。彼とは互いに気持ちはあれど『正式な恋人』という立場にもなれていません。私自身、彼という人間が好きで側にいたいという想いでずっといましたので『結婚』というものに捉われず、どちらかが良い人や幸せを見つけた時に離れることを決めたらよいと考えてました。他人から見れば『友達以上恋人未満、都合の良い関係、依存』かと思います。
母に関して彼は『信じるものがあることが悪いことではなく素晴らしい』と言ってはいますが、やはりどこか一部の風評や対しての強迫観念のようなものがあるのでしょう。私は無知で宗教のことを多くはわかってはいませんが、やはりこういうのは障害になってしまうのだろうかとずっと考えておりました。ハッキリした立場を確立したほうが良いことであればこれから改めて考えていきたいとは思います。

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