人生の選択を過ってしまいました
私は現在、無職で実家住みの再就職活動中の28歳でございます。
経歴を全て明かしますと、高校卒業後、一年浪人し、地方国立大学工学部電気電子工学科に進学。二年休学しつつも卒業し、新卒でプラントの設計職に付きました、そして、人員の関係で半年間現場配属となり、一年で退職しました。
その退職の理由というのも、愚かしくも、幼少期の頃からの夢である漫画家を目指すためです。
実は、浪人のとき休学のときと漫画家を目指したいと進路に迷った時期があり、実際にインターネットに漫画を公表し、少々の反響をうけておりました。一応、現在もその反響の痕跡をネット上に見ることができます。
その反響で勘違いしたのか、心の奥底に「自分は本気で漫画家を目指せばなれるのではないか?」という、執着がのこりつづけ、就業中も意識が片足泥沼に浸かったような感覚で業務に集中できず、現場配属となった際に、漫画家になれるという幻想への逃避、また自身の責任感の無さからくる自責、対人関係の軋轢、不安から
「漫画家を目指し、漫画家になれなかったら死のう」と考え、
実家に無理を言って戻り、二年ほど漫画家を目指しました。退職後の初年度の4月に漫画を出版社に持ち込み、期待賞を受賞し、担当編集者についてもらいました。その後、二作目で佳作を受賞し、デビューを目指し続けましたが、ようやく自分の実力と年齢に限界を感じました。
というのも自身の漫画はエンターテイメント商品というより、世の中に対する自分の負の感情の塊のようなもので、商品になり得ないと思ってしまったからです。
そして、現在、再就職に向け転職活動をし、面接で上記の経歴を、なるべく、良く見えるように、かつ、虚偽なく語るのですが、やはりどこの面接官も顔を渋らせ、採用にはなりません。
今や少々絶望を感じております。
ただ自分は自分の人生の選択の結果こうなったのであり、世の中に対する恨みはありません。そして、大きな視点で見れば好きなように生きて、好きなときに死ぬということはありだと思うのですが、一人の人間の思考にたち戻ると、かけた親への迷惑を考えると自殺はできません。単純に死が怖いだけかもしれませんが…
再就職活動は続けていますが、仮に再就職できたところで、幻想が砕かれた今人生に希望はもてません。どう生きたら良いのかもわかりません。情報の羅列になってしまいましたが助言をお願い致します。
他人に嫉妬してしまう。 逃げグセ 他者依存体質 自堕落
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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2種類の後悔
あなたは、何ひとつ間違えてはいない。
もし、あのまま漫画家にチャレンジすることがなかったら、たとえ何がどのようにうまくいっていようとも、きっと今頃、本当は漫画家志望だったのに、やればできたはずなのにと絶対にぼやいていたはずだ。
挫折した後悔は時間とともに小さくなるが、挑戦から逃げた後悔は時間とともにいよいよ膨らんでいくんだ。何にも挑戦せず、安牌を確実に取っていく生き方も悪いとは言わないが、そんな生き方にキミの場合は絶対に納得できなかったはずだ。
まだまだ死ぬのはもったいない。あなたは確実に前進しているからだ。この挫折の経験はあなたの強力な武器となるのに。現在の就職状況だけで判断するのは愚かなことだ。
<追記>
"「お前は間違っている」と言わんばかりの対応を受けます”
上等やんか。
あいにく漫画は生業にはならなかったかもしれないが、キミのその探究心と行動力がわからんような企業は、わざわざ就職してやる価値なんかないよ(笑)何十社、何百社と受けたって、結局、実際に就職するのはたったの一社なんだ。キミというある種の暴れ馬を見事に乗りこなせる企業をひとつ見つければいいんだから、まあ慌てずにじっくり行こうよ。
質問者からのお礼
お忙しいなか、相談に答えていただきありがとうございます。
「間違っていない」とのお言葉に救われる思いがします。
質問を投稿したあとで、他の人の問答を見たり、自分の文面を見たとき、お叱りを受けるかとも思いました。
いえ、ここがハスノハだから無視されなかったのでしょう。
とはいえ、この甘ったれも苦しいものは苦しいのでお言葉を頂けたこと、本当にありがとうございます。
しかし、日本社会の全てではないにせよ、ほとんどの会社の面接官からしたら
「お前は間違っている」と言わんばかりの対応を受けます。
「一度レールを外れたら死ねっていうのか?」
という怒りも湧きますが。
当然、これは自業自得であります。
皆そういう世の中をあがいているのですね。
溺れかけていますが、自分もあがいてみます。