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人でなしの私が生きていることが申し訳ない

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有り難し有り難し 10

こんにちは。身勝手な内容ですが読んでいただけたら幸いです。

離れて暮らしている義母が認知症に。義母と一緒に暮らしている義父が衰弱している様子で、昨日「もうだめだ」と電話があり、主人に一緒に行くように言われましたが、どうしても起き上がれず、行くことができませんでした。主人一人で出掛け、泊まりました。

同居していた長男夫婦が飛び出してしまってから戻るように言われていましたが、私たち夫婦の結婚を許さなかった親戚がすぐそばに住んでおり、私たちが実家にいるときにその親戚が来ると私は隠され、挨拶すら
させてももらえないままです。

同居の話が出る度にその親戚とどう付き合えばいいのかを尋ねると
「そんなことは帰ってくればなんとでもなる」の一点張り。
私にとっては恐怖でしかありません。

私の実家が区画整理で立ち退く可能性があったため、一つ小さな家を持っており子育て中は家賃を払いながらそこで暮らしていました。

そのうち、いずれはお前らにやると言ってくれるようになり、怒鳴られなじられ続けても我慢した甲斐があったと思っていました。

ところがいざ区画整理が始まり自分の計画がうまくいかなくなると「お前に家を貸してからろくなことがない。縁を切るから出ていけ」と、突然言い出し、私たちは住み慣れた家を離れました。

今まで必死で役員やら近所付き合いやらで培ってきた人間関係を失くし、引っ越し先では周りに馴染めず引きこもり状態。上の階の自閉症の子の叫び声と地団駄を優しくとらえることもできず。

仕事に就けないどころか、献立が浮かばない、レジで急に不安になる。
涙が出て仕方がない。でも、主人や娘の前では頑張れば笑えるから鬱ではないと思います。

正直、社会にも家族にも何の役にも立っていない私が生きていていいのかと思い、消えてなくなりたいけれど多分死にたいとは思っていない…
すごく身勝手だと思います。

人の目が気になるから、出来れば主人の実家に戻ってあげたい。
でも、人の目が気になるから役に立てる自信がないまま帰れない。

こちらで相談されている介護を立派にされている人たちが眩しくてたまらないです。

こんな人でなしは生きる価値がない。でも、迷惑をかけない自殺の方法はないとも思っています。
どうしたら主人の両親のもとに帰る勇気を絞り出せますか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

誇りを持ってください

風になりたい 様 相談ありがとうございます。

まず、自分を責めないでください。
私は、あなたに誇りを持って欲しいと思いました。

家族や親戚づきあいの辛い状況から、耐えて、子育てしたんですよ。
笑えない時も笑顔を作って。
耐えることは少しじゃないと思います。日々耐えてきたのでしょう。
これは、もう凄いことですよ。
あなたの忍耐力が凄いです。だから誇りに思って自分を責めないでさい。

そして、自分の心と体を癒したり、思いやりを向けたりして自分に優しくしてください。心と体をいたわる時間を作ってください。
社会に役立ってない?とんでもない、子育て家族を守ってきたのですから社会に役立ってます。人でなしなんて全然感じません。

義理の御両親の面倒は、あらゆる介護の方法を取り入れてください。
ヘルパーや病院や施設や訪問看護など、ありとあらゆる公共の支援を調べて活用してください。そうして個人の負担を軽減するのです。
あなたが、ご主人の実家に戻るとしたら、その介護等のあらゆるものを利用した後に、あなたの心が落ち着いたと自分が自覚出来たあとです。

自分の人生は自分が主人公。人生は一度きりです。
自分を癒すことを、あなたがそれを選択できるのです。

ご主人のご両親の所へ行く勇気を出すのは、それからでも遅くないと私は思います。
一礼。

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おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

おはようございます。
こんな私に優しいお言葉をありがとうございます。
でも、どうしても自分が許せません。
弱っている人を助けず、主人に負担をかけ、自分は家で横になっています。
今頃、やっぱりあんな家柄の人間と結婚したのは間違いだったんだと言われていることでしょう。
そう言われないための今までの努力を、自ら棒に振ってしまいました。
主人が責められていたらと思うと申し訳なく、今すぐにでも飛んでいきたい気持ちと、やっぱり無理だと言う気持ちが渦巻いています。
近くの親戚は、跡継ぎがいなかったため離婚して姓を戻してまで家に戻ったと聞いています。私の場合、論外でしょう。
死ぬまで笑顔で添い遂げるのが夢でしたが、それも自ら手放すことになりそうです。
せっかくお言葉をいただいたのに、前向きになれず申し訳ありません。
でも、世界に一人だけでも自分の辛さを理解してくれる人がいると思えて嬉しいです。
ありがとうございました。

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