亡くなった娘くらいの赤ちゃんとの接し方
こんにちは。以前、娘が亡くなったことでの相談をさせていただきましたが、それに関連したことで改めてお言葉をいただきたく、また書き込ませていただきます。
よろしくお願いします。
第4子となる娘が亡くなって間も無く7ヶ月が経とうとしています。生きていれば9ヶ月になる娘です。
上の子の幼稚園へ行くと、ちょうど娘と同じくらいの赤ちゃんを連れたお母さんと会う事があります。
よそのおうちの赤ちゃんを見て妬ましく思うような気持ちは全くありません。素直によその子でもかわいいと思えるし、赤ちゃんは大好きです。
だからこそ…なのか、娘と同じくらいの赤ちゃんと会うと涙が溢れてきてしまいます。いろんな感情が、、と言うよりも、何かを考えるより先に涙が出てくるという感じです。
私の事情を知ってくれている人もいればもちろん知らない人もいます。3ヶ月と言う短い時間ではあったけれど、懸命に生きた娘のことを誇りに思っているし隠すつもりなどもありません。
ですが、寂しさや、もし生きてたら…という思いをその瞬間 ドンッ! 突きつけられるようで辛くなるのも事実です。
こんな時私は、娘と同じくらいの赤ちゃんを連れているお母さんとどのように接していけばいいのでしょうか。
隠すつもりはないとはいえ、娘のことをペラペラと軽々しく話すことはできないし、聞かされた相手のことを考えても、なんと言葉を返したらいいかわからなくなるだろうな、と気を遣います。
ただ事情もわからず、赤ちゃんを見て泣かれたら困惑しますよね。
それを回避しようと思うと、赤ちゃん連れのお母さんを結果的に避けるかたちになってしまい、それは不本意なのですが…
でも…。と想いがまとまりません。
他の赤ちゃんを見て、かわいいと思う気持ちと、自分の娘と重なってしまい寂しい悲しいと思う気持ち、どちらも一気にやって来たときに、どのように気持ちを整理し向き合っていったら良いか、お言葉をいただきたいです。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
そのままでいいのではないでしょうか
前回のご相談とあわせて拝読させていただきました。懸命に生きられたお子様の命の事実には誠に胸がつまるものがございます。
そして、こうしてお話をお聞かせいただき感じるものは、あなたも正に今懸命に生きているのだなということです。そしてお子様とともにあるのだなということです。
湧き上がってくる様々な感情にとても真摯に向き合おうとされています。その思いはどうにかして整理してしまうべきものでしょうか。私にはお子様の命の事実から今問いかけられていることによりあなたに湧き起きる大事な感情なのではないかなと思います。
もちろんご心配の通りそれで他者に心配をかけたり困惑させたりするかもしれません。迷惑だと感じる方もいるかもしれません。でもその迷惑は許されるべきものではないでしょうか。そうあって欲しいと思います。
お子様のことを隠さないということと誰にでもベラベラと話す事は違います。だからあなたの姿を見て困惑する人皆に話す必要はないと思います。「すいませんちょっと…」とだけでもいいかもしれないし、相手が子供さんなら「ごめんね」だけでもいいかもしれません。
でもこの人にならというお相手にはあなたの思いを委ねて話してもいいのではないでしょうか。
その場は逃げるようにやり過ごしてしまっても、またの機会にフォローしたってよいでしょう。
こうしなければならないと気負うのでなく、避けてしまう時には避けていいでしょう。泣いてしまう時には泣いていいでしょう。
だってそれがお子様からの問いかけや促しなのだとしたら、その涙や行動だってどれも抱きしめるように大切にしたいではないですか。
お子様からの愛、お子様への愛が共鳴するからこそのドンッ!でしょう。それがあふれて同じく輝き生きてる命に向かうからこその涙でしょう。
どうぞご自愛ください。いつでも、いつまでもお子様と共にあることを感じながら縁に身を委ねていきましょう。
質問者からのお礼
お忙しいところ、また、毎日たくさんの相談が寄せられる中、丁寧にお答えいただきありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありません。何度も何度も読み返し、温かいお言葉を噛みしめ涙しています。懸命に生きた娘を、その命の輝きを受け止めて認めてもらえることが何よりも嬉しいです。
まさに、今わき起こってくる感情はすべて、娘からのものであり、感じること考えることができるのは娘がいてくれたからだと心底感じます。この感情を抱きしめるように大切にする…なんて、考えもしませんでした。ですが、この言葉でモヤモヤとした自分の心がどんどんクリアになってゆくのを感じました。娘の事を愛しています。お腹に来てくれた時から今もずっと。そしてこれからもずっと愛し続けます。主人や、3人の上の子たちもみんな、娘の事を心から愛していて、私たちは4人姉弟で6人家族!と言います。
この想いは娘にも伝わるでしょうか…
伝わっていてくれたら嬉しいです。
どう頑張っても寂しさを消すことはできません。ただ、それさえも娘が与えてくれた大切な気持ちと考え直し、抱きしめていこうと思います。
ありがとうございました。
また寂しさにおそわれたときにはご相談をさせていただくことがあるかと思いますが、その時はどうぞよろしくお願いいたします。