長男のひきこもり
今年(2020年)に21才になる長男ですが、去年の1月に声優になるために受けた学校が全部不合格となり、落ち込み、少し休みたいとそれから1年余りたちますが、アルバイトもせず家にひきこもっています。
プレッシャーをかけてはいけないと、見守っているのですが、長男を傷付けずに、長男の本音をきくためにはどんな言葉がけが良いか悩んでいます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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急がば回れ
こんにちは、初めまして。
ご長男の事、ご心配でしょう。
親なればこそ、放っておけないことと思います。
ここは、やはり急がば回れ、ではないでしょうか。
「プレッシャーをかけてはいけない」ということを気にかけると、どことなくコミュニケーションの仕方(表情、言葉の調子、仕草、間合い)などに不自然さが出ます。腫れ物に触るような接し方は、やはり互いに一線を感じてしまい、うっすらとした緊張感を醸し出してしまうと思います。
「本音をきくためにはどんな言葉がけが良いか」という力みが入ると、その力みが相手に伝わるでしょう。もしかするとご長男は、あーこれは今後のことについて聞かれる、その前フリだなと思うかもしれません。
まず、会話によるコミュニケーションを取るというところから見直してみてはどうでしょうか。もう既にしておられるかもしれませんが、例えば以下のようなことはどうでしょうか。
おはよう、おやすみだけをドア越しに言う。
お茶入れたから、お茶置いとくねとだけ言って部屋の前に置く。
ちょっと買い物行くけど一緒に行く?。
など。
ご長男さんも一緒に暮らしている、あなたのことを気にかけている。
そういう雰囲気を醸し出してくことが、やがて安心感につながり、「本音」を引き出せるのではないかと思います。
思うところを書きました。
ご参考になれば。