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引きこもりからの脱却回答受付中

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私は30年適応障害と社会不安障害を患っています。1人ではパニックを起こしてしまう為、何処かへ出掛ける時は夫や姉と行動します。

最近の事ですが、引き篭もりを良しとして専業主婦をさせてくれていた夫に、老後が心配だから働いてくれと言われました。

複雑な人間関係の構築をこれからまた始めなければならない。正直死んだ方がマシです。夫には恩を仇で返すような形になり申し訳ないと心から思いますが、無になりたいです。

しかしながら、ここで踏ん張って死ぬ気で社会復帰したら何か変化があるかもしれない、とも考えてしまい心の中がパニックです。

太っていて残念な顔、社会性のない私でも社会は受け入れてくれるのでしょうか。怖いです。とても怖いです。

ブス、デブとバカにされてきた恐怖が蘇ります。もし社会復帰したとしたら、見た目をバカにされ消えてしまいたくなった時、私は心の中で何を想い耐えれば良いのか。

何かを変える為に勇気が必要なのはわかりますが、心に何を秘めたら耐えられるか、アドバイスをお願いいたします。

因みに実母は健在ですが、私の心の拠り所ではないため、母を想って‥というのは難しいです。

2025年7月8日 16:03

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心中お察しいたします。30年もの間、適応障害と社会不安障害を抱え、さらに最近のご主人の言葉で大きな葛藤を抱えていらっしゃるとのこと、本当にお辛いことと思います。ご自身の気持ちを正直に打ち明けてくださり、ありがとうございます。

ご主人の言葉を受け、「死んだ方がマシ」とまで感じてしまうほど追い詰められている一方で、「ここで踏ん張って死ぬ気で社会復帰したら何か変化があるかもしれない」という希望も抱いていらっしゃるので、その複雑な心境が尚あなたを混乱させているのでしょうね。

「太っていて残念な顔、社会性のない私でも社会は受け入れてくれるのか」「ブス、デブとバカにされてきた恐怖が蘇る」といったお気持ちも、過去の辛い経験が、大きな壁になっていることも容易に想像できます。

しかし、私は強く断言させてもらいます。あなたの体型や見た目があなたの価値を決めることはないです。これは決してきれいごとではないです。社会には様々な人がいて成り立っているのですからね、だから、あなたの「頑張りたい」と願う気持ちに目を向けてくれる人は必ずいます。

人はやってきたこととやっていることで物事を評価していきます。
あなたが、今まで引きこもっていたなら、その部分での誹謗中傷はあるかもしれませんが、そこから這い出そうとしているあなたを評価・応援する人も必ず現れてきます。
もし社会復帰に踏み出したとしても、心ない言葉や雰囲気に直面するかもしれません。でもそんなものは以前の自分に対しえてのもだから、聞き流していきましょう。

といっても、いきなりフルタイムで働くことが難しいと思いますので、まずは簡単な決め事をやっていきませんか?
自分との約束を守ることから始めて、決めたことは必ず遂行していく。
そして、少しずつでも外に出ていき、外の人と話をしていくなんていかがでしょう。

「死ぬ気で社会復帰したら何か変化があるかもしれない」というお気持ちは、現状を変えたいという強い気持ちの表れだと思います。その小さな希望の火を大切にしてください。
あなたは一人ではありません。この社会には、あなたの努力や苦しみを理解し、応援してくれる人が必ずいます。ご自身のペースで、焦らず、少しずつでお良いので新しい一歩を踏み出してみてください。合掌

2025年7月9日 8:03
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有り難し
おきもち

護摩行1200回以上・滝行:1100回以上もすると、お話しできることもできてきた行者です。 元々は在家の出身ですが、17歳で出会った師匠の生き方に感銘を受けて、18歳から師匠のところで内弟子修行。 ただ、この時点で師匠が僧侶であることを知らなかったという間抜けな弟子入りでした。 一体何になるために弟子入りするのか、その時はわからないままだったんです。 多感な時期に、弟子にならずにはおられないほどの生き様を見せていただけたことは、私にとって生涯の幸せだと今は思えます。 その後、内弟子行12年の間に夜中行・護摩行・籠山行・滝行・お百度行などを経験させていただきました。 結婚と同時に小さなお堂を預かって師匠のもとから独立。年間数百回を超えるご相談を聞いております。 人々を幸せに導く行者として、60歳を超えた今も季節を問わず変わらず修行を続けております。 また、別に事業もしておりますため、マーケティングやセールスなどにも詳しくなって、娑婆の厳しさと理不尽さも舐めてきています。 本当に救われる信仰として、実践に則したお話をさせていただきます。

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