一度も会ったことのない「弟」について
弟は38年前、先天性心疾患により生後3日で他界。
私は4歳でお腹に手を当て動いているのを確認したことをはっきり覚えています。
親からは詳しい説明を受けた記憶がなく、幼少期に弟の事を聞いてもそっけない対応で子供ながらに「聞いたらいけない」と感じ、自分から聞くこともなくなりました。
兄弟を問われれば「一人っ子」と答え、まるで無かった事のように。
本当に自分でもよくわからないんですが、弟の事を思うだけでただ「涙」だけがボロボロ流れてくるんです。本当に意味が分かりません。
写真もなければ、見たことも、声を聴いたことも、思い出も何もない。残っているのは遺骨とへその緒それだけ。親が墓参りに連れて行き、手を合わせることを私に教えただけ。弟の容姿の情報も一切私には教えませんでした。
本当に何も知らないのに、涙だけがただただ流れてくる。
他にもニュースで新生児が映れば泣き、赤ちゃんが生まれた話を聞いただけで涙だけ出てくる。場のタイミングも状況も関係ありません。
別に迷惑でもなく苦しみ悩みではありませんが、地味に心が疲れます。
視覚情報が無いためか一度も夢に出てきません。蝶でも鳥でも姿が別の何かでもいいのに、「弟」という概念さえ夢に出て来ないのです。
それなのに、なぜこんなにまで、いつまでも泣かされるのか。
霊感が無く何かを感じる事もできなくて辛いです。
9年前、弟への対応について親に不満を伝えたところ、
父から手術当日のメモが渡され、初めて知る病名、輸血協力の人名、医師からの説明などが記され、24:59死亡 と。後で知った情報です。
病気の事を調べましたがとても厳しかったとわかり、少し気持ちに整理がつき、ある理由から手元供養にしました。それでも変わらず、涙だけが出てくる現象は今も同じです。
母は「出産時すぐ大きな病院に運ばれたから少ししか見ていない。退院してから亡くなり葬式も終わっていることを知った。」と言い、弟への問いにそっけない態度をとっていたのは少しわかった気がしましたけれど。
会ったことも、見たことも、思い出も何も無いのに。
いつまでも「涙」だけがただ出てくる「理由」を知りたいです。
私に何か言いたいのでしょうか?
母から虐待をうけましたが、自死を選ばなかったのは弟が影響しています。
一度霊能者のような方に見てもらった方がいいですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
弟さんのご縁
拝読させて頂きました。
お亡くなりになられた弟さんのことを思ったりイメージすると涙が止まらなくなってしまい悲しい気持ちにおそわれてしまうことを読ませて頂きました。あなたのそのお気持ちはとてもわかります。あなたのそのお気持ちを心よりお察しします。
弟さんが仏様に救われて心から安らかになりますように心から仏様にお祈りさせて頂きます。南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
弟さんは必ず仏様がお導きなさって下さり沢山のご先祖様方々が優しく迎えて下さり、皆さんと一緒に心から安心して円満にご成仏なさって下さいます。
そしてあなたやご家族の皆さんを優しく見守り続けていて下さいます。
あなたやご家族の皆さんと弟さんは深いご縁の中でつながっているのです。あなたが弟さんのことを思うと涙が溢れてくるのはそのご縁がつながっているあかしです。
そのような時にはどうぞ弟さんのことを心から思い手を合わせてありのままのあなたの思いを弟さんにお伝えなさって下さいね。弟さんは必ずあなたのその思いをありのまま受け止めて下さいます。そしてあなたに寄り添っていて下さいます。
あなたもご家族の皆さんもいつもこれからもずっと弟さんに守られて生きていくのです。
あなたやご家族の皆さんがこれからもずっと弟さんとのご縁を大切になさりながら心から健やかに生き抜いていかれますようにと切に弟さんにお祈りさせて頂きます。
霊媒師さんに見てもらうのはどちらでもいいと思います。
大切なことはこれからもずっと弟さんのご縁を大切になさることです。
普段は気が付かなくても弟さんのことがあなたやご家族の皆さんの心の中に心の底に色濃く残っているのではないでしょうか。
弟さんは様々な巡り合わせにより早くに往かれたのです。そして今は仏様のもとで心から安らかになられています。そしていつも皆さんを見守っていらっしゃるのです。
人の業はそれぞれありますけれども仏様はそのような私達を必ずお救いなさって下さいます。
あなたがこれからの人生を安らかに生き抜いていかれますようにと切に祈っています。
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma様
早速にご返答ありがとうございました。私のプロフィールご覧いただいていますか?疑問ですが、少しだけ姿を見ることが出来た虐待母は、私のように弟の事で泣くことはありません。私が手元供養にするまで、弟の仏壇も酷い扱いでした。弟の為の小さい仏壇なのに、祖父母の位牌やら、写真やら、カビたご飯といつ供えたかわからないお菓子などが、ぎゅぎゅうに詰め込まれていました。仏具関係置き場みたいな。私達姉弟を産み落としたのは、こんな親です。そしてこんな親を育てた祖父母です。「あなたやご家族の皆さんを優しく見守り続けていて下さいます。」と書いていただいていますが、そんな資格があるのかも疑問です。