生き場無し
お世話になります。
コロナ禍ということもあり、何かできることは無いかと考え
あるサービス作りに取り組んでおりました。
自分のできる範囲で、自分に無理のない形でやっていたのですが、
結局は、そういった自分本位な考えが、不誠実であり無責任なことであると
知らされることとなりました。
すなわち、私自身が不誠実であり無責任であるということです。
世の中には、素晴らしいものがたくさんあります。
誠実で、責任を持って作られた、とても素晴らしいものばかりです。
それを支えている人たちも、誠実で責任感を持っていらっしゃるからこそ、
今の世の中が維持されているのだと思います。
では、私のような、不誠実で無責任な人格の人間はどこにいけばいいのでしょう?
世の中のために、何かを作り出すことにも、今を支えることにも、
相応しくない人間は、どこで、何のために生きればいいのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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生き場有り
こんにちは、初めまして。
落ち込んでおられますね。
「コロナ禍」の為、「何かできることは無いかと考え」「あるサービス作り」とのこと。素晴らしいではありませんか。私も、「コロナ禍」でも仏事継続が出来るよう、オンラインのお参りを整えましたから、お気持ちはよく分かりますよ。
「自分のできる範囲で、自分に無理のない形でやっていた」とあります。
あまり力を入れず、自然な取り組みですね。
これも宜しいではありませんか。
あまり極端に頑張りすぎると、継続できなくなったりしますから。
ここまでは、大変宜しいことだと思うのですが、次の文章で急転直下、突然思いつめたように展開が変わっています。
「結局は、そういった自分本位な考えが、不誠実であり無責任なことであると知らされることとなりました」と。
あなたの「あるサービス作り」がどのようなものか具体的には分かりません。
それは、部分的に悪かったのか、それとも100%問題があったのか。
これも分からないので、私は抽象的な言い方しかできません。
ただ、それは自分が良かれと思ったことだし、他者にも社会にも良いものなのでしょう。それは短い期間であったかもしれませんが、自他が共に満足できるとあなたは確信していたのでしょう。人間は、その時々で最善を信じて前に進むしか方法はありません。間違ったら、責任があるんだったら責任をとって、教訓にして次に進む。その繰り返しが人生ではないでしょうか。
「自分本位な考えが、不誠実であり無責任」と言われています。
人間は皆「自分本位」だと思います。私もそうです。
それは、地球には空気がある、と指摘するぐらい当然のことに過ぎません。
しかし、その当然「自分本位」である人間が、分け合ったり、思いやったり、共に笑ったり、悲しんだりするから人生って幸せになるんだと思います。
「自分本位」という性質は選べませんが、「誠実」かどうか、「責任」感があるかどうかはこれから選べます。
「生き場無し」と自分で自分を追い込む前に、自分なりにやれることはありませんか。あなたの今、現実、その場所が「生き場」そのものではありませんか。
生き場有りです。
追記
返信ありがとうございました。
これも抽象的になりますが、踏み留まれたら踏み留まり、難しければ方向転換もあると思います。
また、何かあったら相談して下さい。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
自分なりにやれることを考え、辿り着いた結果がこれであったため、
正直、今後どうしていけばいいのかは、まだ闇の中です。
今が生き場というのは、なかなかしんどいものですね。