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2度目の留年をしてしまいました

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

はじめまして。質問を失礼します。
美大の2年生なのですが、2度目の留年がほぼ確定してしまいました。
 
しかも親の過去の暴力(完全に私に非があった上に、親も病気だったので仕方のない事でした)を内心で言い訳のように使い、完全に人のせいにして何も改善しようとしなかった結果です。
挙句、今にも自殺して逃げてしまいそうです。
 
1度目の留年を打ち明けた時は、親は勿論怒りましたがすぐに許してくれて、その後は本当にいつも通りに接してくれました。
学費は全て親が払ってくれていますし(留年分の費用すらろくに返済できていない状況です)ましてや美大なので、親には本当に頭が上がりません。
 
 
親に2度目の留年の事はまだ伝えられていません。
ここで死んでしまえば両親の期待を裏切った上にここまで育ててくれたお金と時間を全て持ち逃げする事になり、一番最低な行為となる事は分かっています。
 
しかし、死ぬ以外にもうどうしたら良いのか分かりません。
心を入れ替えてやり直そうと心に決めたはずなのに、結局自堕落により同じ事を繰り返しています。
 
大学を中退した方が良いと思っているのですが、それも結局逃げに他なりませんし、親が今までに払ってくれた学費を全て無駄にする事になります。
ですがこのまま通い続けたところできっとまた留年します。
 
親に留年を打ち明ける勇気すらありません。本当に、いよいよ留年が確定した途端、衝動的に最低な逃げ方をしてしまいそうで怖いです。
 
住み込みの仕事に就いて働きながら親にお金を返して暮らそうかとも考えていますが、やはりこれも逃げでしょうか?
 
 
本当にどうしようもない人間で、親や親戚、兄弟、私をこの道へ進ませてくれた先生方、全ての方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 
こんな状況になっても未だに過去の出来事や親や精神的な病気(これも本来大した事ではないのです)のせいにして、挙げ句自殺なんかに逃げようとしている私に、どうか叱責をください。
 
わがままなお願いですが、今後どうしていくのが周囲にとって最も望ましい事であるのかもどうかご教授ください。
どうかよろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

出来ることから始める

こんにちは、初めまして。

概略、こういうことですね。

あなたは、本文の中で自分がどうしたらいいか決めている。
「このまま通い続けたところできっとまた留年」するだろうから「大学を中退した方が良いと思っている」と。

しかし、中退すれば「親が今までに払ってくれた学費を全て無駄にする事」になり申し訳なく、「結局逃げに他」ならないという周囲との間で行動できないでいる、ということのようです。

私は、過去に大学講師をしていましたので分かりますが、「親に留年を打ち明ける勇気すらありません」とはいっても、早晩親御さんに大学事務から通知が行くでしょう。親の知るところになるのは時間の問題です。

そもそも、どれくらい単位を取られているのでしょうか。
1、2年生での基礎的な単位が覚束ないのであれば(卒業単位の半分近く取っているなら別)、今から一生懸命やってもかなり時間がかかるでしょう。しかも、「心を入れ替えてやり直そうと心に決めたはずなのに、結局自堕落により同じ事を繰り返しています」とあるので、これはもう中退せざるを得ない状況に陥っていると思います。

今、あなたに出来るのは、在学期間を徒に放置するすることで経済的損害を増大させることではなく、出来るだけご両親の負担を最小限にすることです。
ことここに至っては、出来ることをする以外にありません。

過去に様々なことがあったのでしょうが、もう成人しているのですから自分の責任をきちんと取りましょう。具体的には、ご両親への謝罪とこれからどう身を立てていくかのプランを提示することです。

あなたは、こう書いています。
「住み込みの仕事に就いて働きながら親にお金を返して暮らそうかとも考えていますが、やはりこれも逃げでしょうか」と。逃げではありません。それも一つの責任のとり方です。

ご両親も、一度目の留年でうすうす気付いていた面もあるでしょう。
私が自分の子だったら、そう判断します。

親の悲しむ顔をいつか笑顔に変えて、あんな時もあったよね、と笑い合える未来を築いて下さい。そのためのスタートを切って下さい。

頑張ってください、これからです。

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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

回答いただき有難う御座いました。
 
その後色々とありましたが、最終的に大学は中退する事になりました。
美大までやって来た道のりを無駄にしない為にも、普通の仕事とフリーデザイナーやイラストレーターの仕事を両立させていく予定です。
 
母親との関係がおそらく修復困難な状態になってしまいました。しかし、家から出る事はせず実家から通える範囲で働いた方が良いとも言ってくれました。
もう娘だと思わないと言われてしまいましたが、死んで欲しくはないとも言ってくれました。
 
きっともう笑い合える未来は来ないのだと思います。
なので、償いの為にも、両親に人生の全てを捧げるつもりで死ぬまで過ごしたいと思います。
 
迅速なご回答、重ねて感謝申し上げます。

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