コロナ禍での七回忌について(真宗大谷派)
読んでいただきありがとうございます。
我が家は真宗大谷派です。
今までずっとお坊さんに来ていただいていた祖母の月命日の法要を、このコロナ禍により中止させていただいています。
まとめて1年分のお布施だけお渡ししております。
今は、月命日の法要の代わりに、家族がそれぞれ好きな時間に仏壇にお参りしている形です。
しかし、来月で祖母の七回忌になるため、困っています。
お坊さんには来ていただかずに、家族だけでやろうと思っているのですが、どのような事をしたらいいのでしょう?
お経はYouTubeの動画を流そうと思いますが、真宗大谷派の七回忌では、どのお経を唱えるのが正しいのでしょうか?
真宗大谷派では、追善供養という概念が無いから、あまりこだわらなくてもいいといも聞きましたが、私としては祖母の七回忌を何もせずに過ごすのは何となく嫌で…。
ご教授いただければ幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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自己流ではなく、お寺と相談を
こんにちは、初めまして。
「真宗大谷派では、追善供養という概念が無い」というのは、正しいです。
よくご存知ですね。「月命日」をお参りのようですから、お寺さんから教えていただいたのでしょうか。
私は本願寺派ですが、浄土真宗の仏事に「追善供養」等という「供養」の名を持つ方法は取らず、故人を偲びつつ、阿弥陀如来様のお心を聞き、深く味わうことにその主眼があります。ですから、この度の7回忌もこの意義に準じて行うのが正しい方法です。この法事の意義については、お東もお西も共通しています。
この観点から考えると、「お経はYouTubeの動画を流」し、「どのお経を唱えるのが正しい」のかとお尋ねですが、お考えいただきたいのは、根本的に上記に挙げた法事の意義がこの動画を流すだけで充足すると思われるでしょうか、という点です。やはり、僧侶の読経とその読まれたお経について、阿弥陀様のお心について、僧侶が法話することも込みになってこそ本来の意義の充足があります。
一つ気になったのですが、月命日に関しては、「まとめて1年分のお布施だけお渡ししております」で良いのでしょうが、7回忌についてお寺さんと相談されましたか。文中からは分かりませんが、相談したけれど、お寺さんが来れない、ということでしょうか。まずもって、お寺と相談するのがよろしいと思います。
コロナ禍について、そして法事の開催規模については色々な感覚がありますが、次のような方法があります。
1・施主だけ、或いは施主の家族のごく少数で法事をし、親戚等にはご遠慮いただく(皆を呼ばなければ法事にならない、ということではありません)
2・7回忌分のお布施をお寺に納めて、お寺でお勤めして下さい、という。その際、録音した音声、法話を収録していただけないかとお願いする。これを自宅のお佛壇で聞く。
3・オンラインでお願いする方法。
私の寺院ではすでに行っていますが、所属のお寺さん或いはお東さんでもオンラインなどをしている寺院もあるかもしれません。所属のお寺に相談して、7回忌だけ他所にお願いしていいだろうか、とお願いする。
何れにせよ、自己流ではなく、お寺との相談の上が必須だと感じました。
質問者からのお礼
あまり長文になると良くないと思い、説明不足で申し訳ありません。
もちろん、七回忌のお布施も既にお渡ししています。
肺の弱い祖父がいますので、感染リスクを考えた結果、一年伸ばして、来年に七回忌をしていだくことになっています。
ですので、せめて家族だけで出来る七回忌法要の方法があればいいなと思い、質問させていただきました。
所属のお寺は、割とサバサバしていらっしゃるというか、そういうことを相談しにくい雰囲気なため、このサイトを使わせていただきました。