仕事に趣味に恋愛に、人並みに生きたい
こんばんは
以前御相談させていただいた時から、2年ほどが経ちます。
とても心が救われたのですが、あれから広場恐怖症になりました。
突然電車に乗るのが怖くなり、エレベーターが怖くなり、酷い時には閉められた車の中で人を待っているのが怖くなりました。すぐに出ることができない状況がどうしようもなく怖くなりました。
そんな広場恐怖症が少し落ち着いてきた矢先に、次は体調の変化が急に怖くなり、病気や死に対する漠然とした恐怖で頭がいっぱいになりました。少しでもどこかが痛い、違和感があると病院に駆け込む日々でした。
それもこの1年ほどは落ち着いていたのですが、また1週間前から再発です。
きっかけは腕のしびれ、痛みが出たことから。1年前と同じく、インターネットで自分の症状を調べては怖いものばかり見て落ち着かなくなる一方で、今回も病院に駆け込みました。
結果は心配しているものは特になかったです。
ただ採血の結果で、「少しこの数値が気になるかな。問題はないと思うけど。」と言ったお医者様の言葉が次は頭から離れず。
もともと私のやりたい放題の生活で、肥満になっており、このことがきっかけで生活習慣改めなきゃ。となりましたが、1つ解決したら次の病気を怖がり、自分自身とても疲れてきています。
長くなってしまいましたが、アドバイスいただきたいことは1つ。
どのような考え方を持てば、毎日を笑顔で過ごせるようになるでしょうか。
私は27歳です。これからの人生、色々なことがあると思いますが、仕事に趣味に恋愛に、余計なことを考えずに一瞬一瞬を楽しみたいのです。確かに健康に対する注意は持ち続けなければいけないことは分かっています。でも今それが頭の中の全てを支配し、恋愛も仕事も手につかなくなっています。まだなにも分からないことに怯えて、不安な気持ちだけで1日を過ごしたくないのです。
どのような考え方で生きれば、楽になるでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
捉え方の転換
こんにちは、初めまして。
前回のご質問も拝見しました。
前回質問冒頭に、「私は1人っ子で、小さな頃から甘やかしではない本当の愛情をたくさんもらってきました」とありました。生育過程が幸せに満ちていたのですね。
「広場恐怖症」や様々な予期不安に苛まれているご様子です。
お辛いですね。
病院にはかかられているご様子なので、お医者さんのご指導を受けられているのでしょう。頼れる人が居てよかったですね。
私は、お医者さんではありませんので、あなたの病(精神的困難さ)についてコメントする立場にありません。ただ、私にできるのはあなたを一人格として語りかけるのみです。
「病気や死に対する漠然とした恐怖」というのは、恐らく大なり小なり誰もが抱いているものだと思います。普段は意識しない人でも、身内の病気や死で現実をしらされ打ちのめされるということは少なくないでしょう。その意味では、あなたも「人並み」です
ただ、あなたを「人並み」以上に苦しめているのは、その病気や死を遠ざけんと、今の自分にその可能性がない、ということを必死に確認しようとしていることにあると思います。
あなたは、「余計なことを考えずに一瞬一瞬を楽しみたい」といわれています。
しかし、先にも言いましたように、病気と死は人間と無縁ではありえません。現実を「考えずに」ということ自体が不可能なのです。不可能を可能にしようとするから苦しいのです。
捉え方を180度変えられたらいかがですか。
考えざるを得ないものは、むしろ前向きに捉えるのです。
私は死を思う時、切なくもなりますが、返って家族のことが愛おしく思えます。いつ終わるか分からないから、今を優しくしたいなと思います。これは私の感じ方ですが、あなたにはどう響くでしょうか。
あなたは病気のことも気にしていらっしゃいますが、健康でなければ楽しく生きられない、のではない、と思います。健康であっても病気であってもそれを人間の常として受け入れ、「一瞬一瞬を」楽しく嬉しく生きられる、と思いませんか。
その悩んでる時間を、仕事に趣味に恋愛に十分活かしてください。
その「一瞬一瞬」が、あなたを笑顔してくれるはずです。
質問者からのお礼
お礼が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
捉え方を変換し、今ある幸せな1日1日に感謝しながら生きていきたいと思います。
ありがとうございました。