まーちゃん、こんにちは。

まーちゃんが、最近壁にぶち当たっておられること。「べき」という固定観念が強いこと。ご自身を薄っぺらいと思っておられること。そして、考え方の方向変換（方向転換？）をするためのアドバイスが欲しいとのこと。まーちゃんの質問への書き込みを通して聞かせていただきました。

アドバイスできることは、特に無いのですが（なら回答するなと怒られるかもしれません…）１つだけ気になっていることがあります。それは、まーちゃんがご自身の自己肯定感が低いように感じられることです。

薄っぺらい人間という部分であったり、仕事も人間関係も知識も友達も少ない…とか。また、まーちゃんご自身が、パートで勤める保育士であり、回りの同年代の正職員が担任を持って働いている姿と比較してしまうこと。普通の５０代はもっと深くあるべきじゃないかと思われていること、そういったところから、まーちゃんが今のご自身のことをあまり好きではないのかな、許せてないのかなと勝手ながら想像しているのです。

まーちゃん、お釈迦様が生まれた時の話を知っていますか？

お釈迦様は生まれた時に七歩歩いて、片手で天を指し、もう片手で地を指して「天上天下唯我独尊」と仰ったそうです。

よく、自分ひとりが正しいなんて唯我独尊という意味を解釈される方がおりますが、私は違うと思います。私は「天の上にも、天の下にも、ただ、我は独りとして尊いのだ」と聞いています。

実はその意味においては、私もまーちゃんもお釈迦様と変わらないのです。私も、まーちゃんも仏様の目から見れば共に、「独りとして尊い」のです。いのちの尊さが最近、わからない時代になってきたなと思います。自己肯定感が低いのもまーちゃんだけのことではありません。ただね、私たちは仏様の目から見ればね、尊いものだよと見いだされているんですよ。乱暴に言うならば、私たちが自分のことを尊いと思えなくても、仏様はお前は尊いんだぞと呼びかけてくださっているのです。

そのことを知って欲しいなと思って、少し難しくて乱暴な話をしてしまいました。

秋山智

光臺寺

真宗大谷派僧侶。共に悩める場所を求めてこちらに参りました。

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まずパートで保育士をなさっていてそれがご自身の選択なら、当然、パートという立場に徹するしかありませんよね。仕事場ではその立場に徹するのが結果としてもっとも周囲の方々から信頼されることになるでしょう。

その他のところで充実感が得にくいとおっしゃるのは、多くの人の共通の悩みだと思います。友達がたくさんおいでになる人の中には無理して調子を合わせておられる方も多く、ご本人は実はつらいそうです。これじゃ、何にもなりませんよね。

私ごとですが、私のところとは別のお寺で子ども食堂を運営しています。会場になっているお寺のご住職が大業者なんですが、このご住職はたいへん立派なな方です。別に何も偉そうなことは言われませんが、周りにたくさんの人が集まっておいでになります。他者のために何かしようというお気持ちと具体的行動があれば、桃李ものいわざれども下おのずから蹊をなす、ということわざどおり、別に無理しなくても自然と多くの人が集まりますし充実した人生が送れることをそのご住職から教えられます。

ちなみにこのことわざから、松坂桃李さんの芸名と成蹊大学という学校の名前が生まれました。不変（普遍）の真理だからでしょうね。

藤岡俊彦

了教寺

私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...

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