不妊による離婚・自死を考えています
乱文お許し下さい。
私は35歳、主人は34歳で、共働きしています。2年前に結婚し、一緒に暮らし始めて1年になります。
生理が不順気味で、年齢のこともあるので、一緒に暮らし始めてからすぐに、不妊治療を開始しました。タイミング、人工受精にトライしましたが、なかなか授からず、医師から「私の体質では妊娠は難しいかもしれない」という宣告を受けました。
主人は「子供がいなくても、2人で楽しく生きていこう」と言ってくれており、不妊治療や家事も積極的に対応してくれます。義両親もとても良い方達で、子供が出来ないことには一切触れません。
私は相当恵まれた環境にいると思います。でも、こんなに優しい主人・義両親を父親・祖父母にしてあげられないことが逆にとても辛く、罪の意識に苛まれています。私がいなくなれば、新しい奥様との間に子供を授かることが出来るのでは、という考えが頭から離れません。「2人で生きていったら良い」という主人の言葉も、私に気を遣っているだけで、本心では子供を望んでいるかもしれない‥という疑念も持っています。
上記の内容と私の心の弱さから、死んで消えてしまいたいという思いが強くなってきています。自死が良くないことは理解しています。それに、死ぬ勇気も絞り出せそうにありません。首を吊ろうとしましたが、怖くて足元の台から降りられませんでした。
命を断つ代わりにと思い、離婚を切り出したら、今まで怒ったことのない主人が激怒してしまいました。離婚するかどうかは、主人に判断を委ねることとして、離婚届を置いて私は家を出ました。
実家へは事情があって帰ることができないので、今はホテルとネットカフェを転々としています。主人は判断に迷っているのか、怒っているのか分かりませんが、連絡はありません。
自殺方法をネット検索し続けている日々が続き、もう限界です。私はこれからどうしたら良いのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたのご縁
拝読させて頂きました。あなたが本当に追い込まれて辛い思いをなさっていらっしゃることを読ませて頂きました。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
先ずは一息ついてみて下さい、そしてゆっくりと身体を伸ばしてみて心身共に楽になさって下さいね。
そしてしばらくあなた自身を責めることや追い込むことを手放してみましょう。
ゆっくりと落ち着いてみて下さいね。
あなたはあなたが考えている以上にはるかに大切な人ですし、とても尊い存在です。
あなたが思う何倍もあなたのことを大切に思い支えていて下さる方々がいらっしゃるのです。どうか先ずはあなた自身のことを大切になさって下さいね。
私も結婚して夫婦になりましたが子供を授かることはできませんでした。ですからあなたがそのように苦しむことはよくわかるつもりです。人が考える以上にとても辛い思いをなさっているかと思いますから死にたいと、消えてなくなりたいと、自分は存在する価値がないのではないかと思ってしまうのも無理からぬことかと思います。
あなたはご主人様や沢山の方々との出会いにも恵まれてお互いのことを理解し合い尊重しあいながらご縁を結んでご結婚なさったのです。あなたがそのように恵まれたことはあまたの恵みや支えがあるからこそです。
どうかちょっと落ち着いてみたらまたゆっくりとご自分のことやご主人様のことやご家族の皆さんのことや周りの皆さんとのご縁を見つめ直してみて下さいね。
ゆっくりと見つめ直している中で新たに発見することも再確認することも必ずあります。
そしてどうかもう一度ゆっくりとご主人様とありのままお話しなさってみて下さい。そしてゆっくりとお互いのお気持ちを確認し合いましょう。
それから今後のことをじっくりとお話しなさりながらご判断なさって下さいね。
ちなみに私達夫婦は今は里親として3歳の子を迎えて育てています。そのような選択肢もあることをどうか頭の片隅に覚えておいて下さいね。
あなたもご主人様もご家族の皆さんもこれからも人とのご縁を大切になさりながらお互いを思いやり心から分かち合い、仲良く幸せに生き抜いて下さいます様にと心よりお祈りさせて頂きます。
そしてあなたを心より応援させて頂きますね。
またあなたのお気持ちを教えて下さいね。
里親になられるなど別の解決策も
実は私どももなかなか子宝に恵まれなくて、上の子は私が36歳、家内が34歳のときの子どもです。結婚が私が29歳の時ですから、ある程度の時間をかかっています。もちろん赴任治療を経た上です。だから、それなりに悩みました。あなたほどではないかもしれませんが。
さて、不妊治療が皆さんに効果的なものでなく、お医者様も難しいとおっしゃっているんですね。
そうした場合、里親になられるということも考えられます。踏み切れないものもお感じでしょうが、自殺寄りはずっとよい選択ですし、里親を探しておられるお子さんにとってはとても幸福なことです。
実は、私の親類も二人をお子さんの里親をなさいました。里親になってよかった、子どもを育てられてよかった、と会うたびにおっしゃいます。檀家さんのご実家にも同じくお二人の里親になった方がありますが、やはりそうしてよかったとおっしゃっています。
里親になれる条件は厳しくて収入が安定していることなどクリアしなければならない条件がいくつかあります。だからなかなかなれませんし、だいたい誰でもできることではありません。親の愛情のなかで育つ子が一人でも増えたなら、と上記のように実際の姿を見ている私は思ってしまいます。
自殺をお考えということですが、たとえば上記のように人生を破局的に終わらせるということではなく、Win-winの関係で喜びと共に人生を歩む解決策もあると思うんです。
せっかくよい伴侶に恵まれて、そして義理の御両親もいい人なのに、皆さんを悲しませるような結論を選ぼうとなさるのはお尋ねの文面を拝読した私にとっても悲しいことです。
里親の件は、他人である私が軽はずみにいえることではないかもしれません。しかし、せっかくの人生ですからご自身にとっても周囲の方々にとって幸福であるような人生を歩いていただけたら、と遠く離れた場所からですが、心から願っています。死のうなんて思わないでください。