嘘で自分の首を絞める
読んでいただきありがとうございます。私は22歳で、今は浪人生をしています。
人の顔色を伺って小さな嘘をつき続けたツケが回ってきました。
私は小学生の頃からヴァイオリンを習っています。音楽の先生になるのが私の夢です。その夢を叶えるために勉強しています。今日はレッスンがありました。
先生から「模試の判定はどうだったの?」と聞かれたので、「B判定くらいですかねー」と答えました。
嘘です。目標の大学には到底及びません。でも、「諦めたら?」とか「向いてないんじゃない?」なんて言われたく無かったんです。そんな成績で教員を目指すか…。と思われたく無かったんです。
いつもそうなんです。体裁をその場しのぎで取り繕って、後で罪悪感に駆られます。本当にどうでもいい嘘なのですが…
私は他人から良く見られたいのでしょう。良く見られたい、相手を失望させたり、怒らせたりしたくない。だから嘘をつく。その繰り返しです。疲れました。
次のレッスンの時先生に謝ると決めました。ただひたすら不安なんです。先生は私の事をどう思うでしょうか?
「できない」「助けて」って言えたらもっと楽になれる気がするんです。「出来ます!」って嘘を言うよりもずっと。わかっているのに出来ないんです。
どうしたら自分を取り繕わないで生きる事ができるのでしょうか?嘘と見栄で固められて自信のない今の自分を変えたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
現在地とコンパス
こんにちは、初めまして。
「目標の大学」を目指して学んでいるのですね。
今年の受験シーズンに入ってきていますが、苦労が絶えないことでしょう。
「嘘をつく」「その繰り返し」に「疲れました」とのことです。「次のレッスンの時先生に謝ると決めました。また、ただひたすら不安なんです。先生は私の事をどう思うでしょうか」とお尋ねです。私は、先生はもう既に気がついていると思います。とっくに気がついているけれど、あなたが言い出すのを待っているのだと思います。事実を告げましょう、あとは言うだけです。
人間は、不案内な地では地図があるだけでは行く先が分かりません。
あと、2つ重要なものが不可欠です。
それは、現在地とコンパスです。
あなたは、今自分の現在地を偽っている。
いや、もっと言えば分かっていなのかも知れません。
そして、現在地を把握していないところに、たとえコンパスがあっても用をなさないのです。
あなたの現在地が嘘。
その嘘を元に先生がコンパスで方向を指し示すことは非常に困難なはずです。
現在地によって、方向は違うはずですから。
むしろ、現在地把握をしようとしないあなたの有り様を、先生はずっと気づいていた。早く自分の置かれた所を知ってほしい、先生はそう願っているのではないでしょうか。
「できない」「助けて」といいいましょう。
そこが現在地です。
あとは、コンパスを頼りに目的地を目指すだけです。
応援しています。