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養子縁組、姓が変わることに抵抗があります

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6年前、沖縄の次男と結婚し、2人の娘と来年産まれる予定の子を妊娠中です。
近々、夫の母の母、夫の祖母の土地に祖母の家と私たち家族の家を建てる予定で設計図が出来上がったところです。

祖父(次男なので本家ではない)は他界し、祖母の長男も他界(未婚)、祖母の娘2人は嫁いでいて、長女には男の子1人、次女には男の子2人。この2人のうちの次男が私の夫です。そのため祖父の仏壇、お墓の事をするのは私達夫婦になるだろうなぁと結婚する時に分かっていました。その結婚の時に祖母から祖父の姓を継いでほしいとの話があったようですが、義母(夫の母)が反対したことで夫の姓に嫁ぎました。

ですが、家の話が進んでいくうちに祖母の想いは強くなり、義母もユタに話を聞き、私たち家族が姓を変えた方が道が開ける?という話を聞いたようで義母も姓を変えることに賛成に考えが変わっているようで、夫も土地の相続?登記?などで姓を変えるなら今がいいと祖母との養子縁組を望んでいます。

ただ、私は姓が変わることには抵抗があります。姓名判断では変えるとかなり字画は悪くなります。2人の娘の名前は色々と考えすぎて結局決めきれず、お金を払って姓名判断で命名してもらいました。家族全員字画が悪くなってしまうので姓を変えた後に病気や怪我をしてしまうことがあれば名前のせいにしてしまいそうです。また、私の両親が高校生の時に離婚したのですがその時に姓が変わることは絶対に嫌だと思い、そのことは主張し母も父の姓のままです。離婚したことについて恥ずかしいとかはなく隠すことなく話はしてましたが名前は変わりたくなかったという当時の気持ちは覚えています。5歳の娘に話を聞いてもあまり理解はしていないでしょうけど名前が変わることは嫌だとのこと。

まだまだ話し合いを続けていく予定ですが、夫は祖母への思いが強く、祖母の気持ちを優先している感じです。私の話も聞いてくれますが、何故かこの話になると涙が出てきてろくに話しができません。産まれてくる子が女の子だったら子供にも姓を継がせるために婿養子を...という話になることも私は望んでいません。仏壇やお墓をみることは姓が違っても出来ることだと思ってますが、沖縄は本土と違うところもあるのでそのことを私がまだ理解できていないところも正直あるとは思います。

私の頭が固いのか...


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

郷に入っては郷に従うと言っても、納得するのは難しいですね

 まず、ユタの託宣ですが、私が思うにあまり信じる必要は無いように感じます。沖縄社会においてユタの力はかなり絶大であるとは聞いております。ですから、正面からユタの話を否定したり拒絶したりするのは、まずいかもしれませんね。でも、このての職能者は基本的には依頼主がどんな託宣を欲しがっているかリサーチした上で「望む回答」を与えるのです。それが、ユタの一番の役割だと思います。神の声が聞こえたり神に占いの判断を求めたりするようなパフォーマンスをしながら、義母に都合の良い託宣をしたのだと思います。
 と言っても、それが別に悪いことだとは思いません。決断ができない時、誰かに背中を押してもらって何とか決意が固まることも多いんです。ユタが背中を押してくれたんだ、と受け止めた方が気が楽になると思います。
 質問文を読む限りでは、祖父は次男であり、門中墓に入ったわけでは無く、亡くなった際に新たに墓所を用意したということだと思います。祖母の子のうち、独身の長男が亡くなり、娘たちが他家に嫁いだ。その時点で同じ姓のまま財産や墓地の承継は不可能だと一旦は思った筈です。でも、孫夫婦が同居してくれるとなった時点で、欲が出てきたのですね。別に、祖母が特別欲張りだとは思いせん。人には感情があり、家の存続ということへの執着があります。それを絶対視する必要はありませんし、かと言って簡単に切り捨てる必要も無いと思います。

 今、ヤマトンチューの地域では家の在り方も姓についてもかなり価値観が流動化しています。墓地を引き継ぐ上で、以前なら苗字への拘りが結構あったと思います。今は、そういう拘りは無くなりました。

 沖縄に関しては、地域の実情や姓やお墓についての伝統をまだまだ大事にしていると思います。地域の方々や知り合い等にも話を聞いてみましょう。苗字に拘る人もいれば、あまり拘りのない方も居ると思います。あなたの感情は尊重したいと思いますが、その感情がどこから来るのか、その感情と義母祖母の希望との優先順をどう調整すべきか、時間をかけて考えるしかないと思います。

 一番大事なのは、みんなが仲良く暮らすためにはどうしたら良いか、ということに尽きると思います。そのことをじっくり考えてみましょう。大事なことですから、「そのための時間を必要なので、ちょっと待ってください。」と言って待ってもらってもいいと思います。

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有り難し
おきもち

 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます!
とても気持ちが軽くなりました。まだ時間が必要なことだと改めて認識できたのでまずはその点を伝えていこうと思います。
夫の家族も沖縄の方々もとても優しく心地良いので、これからも仲良く暮らせるように周りに話を聞いたり、自分の心を整理したりしてどうしていくかを少しずつ決めていきたいと思います。
相談してみて良かったです☆
ありがとうございました!

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