hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

揉めた神社から祟られて辛いです

回答数回答 2
有り難し有り難し 36

揉めた神社から祟られて辛いです

私は8月末ぐらいに
仲の良かった神社と揉めて
袂を分かちました。
それから私は
自律神経失調症や
呼吸器系の持病が酷くなったり
職場では社長の娘から
パワハラを受けて精神的に
死ぬほど辛くなりました。

その神主のアカウントで
間接的に私のことを
悪く書いていました
きっとその神主の念が
私を苦しめてるのだと思います
向こうは神職なので
本気を出せば一般人の私を
抹殺できるぐらいの呪いを
かけられると思います。
なので、本当に殺されそうで
毎日、戦々恐々としております。
この状況はどう対処すれば
宜しいのでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

正しく崇敬すれば、神様は祟りませんよ

 ご質問、拝読しました。疾患のため、体調が思わしくないんですね。そういう中でも、頑張って会社に行っておられるんですね。

 神社が祟ることはありません。

 確かに、日本の歴史の中で、非業の死を遂げた政治屋や武将が怨霊となって祟ることはありました。でも、そういう怨霊を鎮めるために、其の怨霊を祭神に祀り上げ神社が創建されました。有名なところでは、菅原道真を祭神とした北野天神。平将門を祭神とした神田明神。宇和島伊達家家臣山家清兵衛を祭神とした和霊神社等々あります。これらの神社は地元はもとより全国に多くの崇敬者を有しております。嘗ては怨霊であっても祭神として祀られることで、崇敬する多くの人々を加護しています。

 今までの質問を読む限りでは、ゆう子さんは心込めて神社を参拝し崇敬して来られたと思います。そういう立派な崇敬者を神様が祟るなんて、ありえません。神道のことを「神ながらの道」とも言うことは、御存じだと思います。「神の御心のままに」という意味です。
 「その神主の念が私を苦しめてるのだと思います」と書いておられますが、それは思い違いだと思います。神主さんが神様の力で邪悪な念を発することは、有りえません。仮に神主さんが邪悪な念を発しようとしても、本物の神様はそんなことに加担しません。邪悪な念で動かされるようなら、本物の神様とは言えませんよ。その地域で長い歴史と伝統を誇る神社だと思います。そんな神社の祭神が悪事に加担すると考えること自体、不敬です。神様に失礼ですよ。ゆう子さんは今まで一生懸命神社を参拝し崇敬してきた筈です。自分の信仰を貶めちゃ駄目ですよ。

 拝み屋さんや占い師さんは相談を受けると、「誰かの呪い」とか「何かの祟り」と言って悪者をでっちあげます。普通に日常生活を営む人々でも同じように「今の自分の境遇の原因は○○にあるのだ。」と悪者を決めつけがちです。気持ちはわかりますが、真実の原因から目を背けてしまうことになります。体調管理のためには、医師の診断を受け指導に従うと共に、ものごとを素直な目で正しく見るよう努めましょう。

 

{{count}}
有り難し
おきもち

 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
このお坊さんを応援する

悩み苦しみの原因は自分の煩悩

仏教的には、悩み苦しみの原因は自分自身の煩悩(欲・怒り・怠け・プライドなど)だと思った方が、あなたは解決の糸口にたどりつきやすくなります。
祟りがあるとしても、暴風雨やウイルスのような自然現象ほどの恐ろしさはないと思います。
また、そもそも人は必ず老い、病み、死にます。
祟りに関係なくどうせ壊れていくこの肉体。
ならば、自分自身の心を明るくして、短い人生を平安に生きられればそれで良い。
祟りだろうと災害だろうと、来るときは来るのですから、それは仕方ないのです。
祟りを拒むのではなく、たとえ祟られても平気へっちゃらで笑っていられる明るさを身につけましょう。
その第一歩は、
「欲・怒り・怠け・プライドは煩悩。煩悩は悩み苦しみの原因。」
と、瞬間瞬間の自身の心を客観視することだと思います。

{{count}}
有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

素敵な回答ありがとうございます。
心より感謝いたします。

素敵なお言葉ありがとうございます

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ