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大好きだったおじいちゃんの死を受け入れる

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初めて相談させて頂きます。29歳女性あかりです。

わたしが生まれた時から家族のように可愛がり育ててくれた近所のおじいちゃんが、余命1か月の宣告を受けました。
病名を聞いた時から、もう長くないことを知っていましたが、段々弱っていくおじいちゃんを見ると胸が張り裂ける思いです。
わたしの一番の願いは、おじいちゃんが少しでも痛み苦しみ少なく楽に、残された時間を過ごしてほしい。と思うのですが、
おじいちゃんとの思い出がたくさんありすぎて、こんなに身近な人を失う経験が初めてで、悲しいとか辛いとかよく分からない、どうしようもない気持ちで押し潰されそうです。

おじいちゃんが幸せだったと思える人生だったかな?亡くなる前におじいちゃん自身の人生を満足して旅立てるかな?とか、ここ最近ずっと考えてしまいます。
今はもう直接聞くことができませんが、おじいちゃんが満足できた自分の人生を歩んでこれたなら、私のこの悲しみも少しは和らぐのですが。。

痛みを伴い苦しい病気の中でも、安楽な気持ちで最期を迎えることができますか?
そして、残される側の気持ちを実感していますが、どんなふうにこの悲しみを乗り越えていけば良いのかを悩み相談させていただきました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

想う、ということ

あかりさん、初めまして。
そのお爺様は幸せですよ。だって、あかりさんにそんなに想ってもらえるのですもの。勿論、長く生きてこられた生涯の中で、苦しいことも悲しいことも沢山あったことでしょう。それが人生です。しかし、最期を迎える時に、あかりさんという自分を想って悲しんでくれる人が居てくれた。こんなに嬉しいことはないですよ。

苦しみを伴う最期であったとしても、大丈夫。あなたの心、お爺様を想う念の力のお陰で、安らかに逝くことが出来るでしょう。

あかりさんが悲しみを乗り越えるには、少し時間がかかるかもしれません。でも、どうか忘れないで。あなたが悲しいとお爺様も悲しい。だからこそ、お爺様を想いながら、苦しくとも前を向き、命あるこの一瞬一瞬を丁寧に精一杯生きていかなければなりません。あなたの心は、きっとそのお爺様の温もりに触れて、愛で溢れているはず。それならば、その愛をくれたお爺様のように、周りの方達を大切に、愛情を分け与える気持ちで生きていかれるのがよろしいでしょう。
きっと、お爺様がいつの時でもあなたを見ている。あかりさんの幸せを祈っている。自分のことだけではなく、自分以外の人を温めることの大切さを教えてもらえた。どうか、そのことを大切に、人生の糧として生きて下さい。

生きていく中で、たくさんの苦しみ悲しみに出会います。でも、そんな時こそ、お爺様との思い出が助けてくれることでしょう。

どうか、あなたを想ってくれる人の為にも、心と体を大切に。
あなたの歩く人生が温もりで溢れますことを、心からお祈りしています。

南無妙法蓮華経

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