癌で余命半年の父
物心付く前に両親が離婚。父が頑なに主張し父に引き取られたと聞いています。
父はその後、私を祖父母に預け、そちらで育てられます。
高校を卒業を機に、父の働いていた大阪に出ました。数年して良い人ができて父に紹介しようとすると断られ、それがきっかけで20年近く疎遠でした。
細々と手紙でやり取りしておりましたところ、自分は癌であり、治療、延命治療などは一切断った。余命はこの夏までくらいだろう。始末料を送るので後始末してくれ、との手紙を受け取りました。
・癌の相談がなかったこと。それにより進行し、余命も少ないこと。
・始末料などどお金を送ってくること。それよりも家族としての会話が大事じゃないのか。
さかのぼって、
・なぜ自分を引き取ったのか?勝手に自分の死を決めれるくらいしか、自分のことを大事に思っていてくれなかったのか?
父も辛いでしょうが、どうしても自分勝手だと思ってしまい、怒りや悲しい気持ちが起きてきてしまいます。
こういった気持ちにどう対処するべきか、いまの状況を乗り越え、前を向いて生きていくためには、どのような心構え、気持ちが必要かお教えください。
宜しくお願い致します。
家族
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できる範囲でやってみましょう
拝読させて頂きました。
あなたがそのように思われるのも至極もっともなことと思います。
とはいえ一度ゆっくりというかしっかりとお父様にお会いしてお顔にお向き合いなさってみて、お父様のお気持ちや思いを聞いてみてはいかがでしょうか?
余命のこともあるかとは思います、限られた時間の中でもお父様にお会いなさりお話を聞きながらできる範囲でご一緒にお過ごしなさってみてはいかがでしょうか?
手紙で伝えてもらうという方法もあるかとは思いますが、そうするとお父様の表情からにじみ出てくる本音はなかなかうかがうことは難しいです、書面ではなかなか今までの思いや本心は書くことがはばかられるかと想像します。
コロナ禍での面会はもしかしたら制限されるかもしれませんけれども病院にある程度経緯を説明して面会できる条件を整えてもらい対応してもらいましょう。
お父さんにとってもあなたにとってもかけがえのない時間ですし、一大事です。あなたもお父様も様々に語り尽くすことのできない思いが沢山あると思います。今できることをできる範囲で、できるだけ後悔しないようにやってみましょう。
あなたがしっかりとお父様にお向き合いなさり心からお話なさり、かけがえのない充実した時間をお父様とお過ごしなさって下さいます様にと心から祈っています。